来年3月22日日曜日
閉城迫る、広島城天守

広島城天守は、老朽化などを理由に来年3月に閉城します。閉城前に天守内部を見学しませんか。
広島城天守のあの頃

▲江戸時代後期に描かれた天守
(「広島城下絵屏風」より)
広島城蔵

▲原爆投下の爆風により、天守を失った広島城
個人蔵 提供・広島城

▲着工からわずか10カ月で復元
撮影・明田弘司氏
提供・市公文書館
大きな時代のうねりを越えて
広島城天守は、毛利輝元によって、安土桃山時代に築かれました。その後、福島氏や浅野氏を城主に迎え、時代が移り変わる中、広島のまちを見守ってきました。しかし、1945年8月6日、原爆の爆風により天守は倒壊、門ややぐらは焼失してしまいました。

撮影・米国戦略爆撃調査団
所蔵・米国国立公文書館
市民が待ち望んだ復活
1958年に「広島復興大博覧会」の会場として、多くの市民の支持により広島城天守が復元されました。 復元された天守は、鉄筋コンクリート造りで、倒壊以前の外観を模し、博覧会後に「広島城郷土館」の名称で博物館として開館しました。
再建から68年の歴史に幕
その後、天守は広島の武家文化を紹介する博物館として、長年にわたり親しまれてきました。しかし、コンクリートの劣化や設備の老朽化などの問題から安全面を考慮し、このたび、68年の歴史に幕を閉じ、その役目は、広島城三の丸歴史館に引き継ぐことになりました。
残された時間はあとわずか
来年3月の天守閉城までの時間はあとわずかです。
閉城に向けて、企画展などのさまざまなイベントを予定しています。イベントに参加するなど、広島城天守での思い出を作りませんか。
なお、閉城後も天守の外観は引き続き鑑賞できます。
同施設の観覧料などは、こちらに掲載しています。
その他の情報など、詳しくは、広島城ホームページで。
天守閉城記念イベント
「雅楽(ががく)」公演会
- 日時
10月4日土曜日午後5時から(午後4時半開場) - 場所
広島城本丸(雨天の場合、二の丸復元建物内) - 内容
管弦楽と舞楽を楽しむ - 出演
古弾(こたん)の会
※椅子席120席(当日先着、自由席)、立ち見も可


この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】
◆問い合わせ先:文化振興課(電話504-2869、ファクス504-2066)