仲間と共に考え、働く「協同労働」

 「協同労働」という働き方をご存じですか。市では現在、400人以上の人が、「協同労働の仕組みを活用して働く」という選択をして、さまざまな地域で仲間と共に地域課題の解決を目指しています。

全員が対等な立場の協同労働

 「協同労働」は、メンバー全員が自らできる範囲で出資し、対等な立場でアイデアを出し合って、人と地域に役立つ仕事に取り組む働き方です。
 「話し合い・分かち合い・助け合い」の信条の下、仲間と共に地域課題の解決を目指し、一人一人が主人公となって取り組んでいきます。

こんな活動をしています

 市の支援を受けて地域課題に取り組んでいる団体は、現在、34団体。さまざまな分野で活躍しています。

    • 庭の草取りや買い物代行などの困り事支援
    • 地域住民のためのサロン運営
    • 耕作放棄地を活用した農作物の生産・販売
    • こどもの学習支援 など

仕組みの違い

株式会社の仕組み

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会社が労働者を雇用し、使用者の指揮命令の下で労働者が働く形となっており、出資・経営・労働が分離した仕組み

協同労働の仕組み

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出資から経営、労働までみんなが対等な立場で取り組む仕組み

もっと知りたい!協同労働

体験しよう!

 協同労働に取り組む団体で1~2日程度、活動してみませんか。団体の活動内容や地域・社会貢献などに興味のある人は、どなたでも体験できます。

話を聞いてみよう!

取組事例発表会

  • 日時
    9月26日木曜日午後1時半~3時半
  • 会場
    合人社ひと・まちプラザ
  • 内容
    島根大学教育学部教授・作野広和氏の記念講演、市内で活動する団体の事例発表
  • 申し込み方法
    電話か所定の申込書で、9月24日火曜日までに、「協同労働」プラットフォームへ
  • 問い合わせ先
    電話554-4400、ファクス554-4401

体験の申し込み方法や事例発表会の申込書など、詳しくは「協同労働」プラットフォームのホームページで

ホームページ

report(リポート)
笑顔はじける活動の場

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 今村真一さん(48・上写真右)、中島幸(なかしま ゆき)さん(45・同中)、志岐太輔(しき だいすけ)さん(32・同左)らスタッフが協同労働を活用して、約1年前に立ち上げた「キッズスポーツレクリエーションクラブ」。こどもたちが放課後などにスポーツを楽しむためのクラブです。週3回程度、主に小学校の体育館で活動し、クッキング(下写真)などの体験イベントも企画・運営しています。
 「団体立ち上げの際は、私たちの活動内容を保護者に理解してもらうことが大変でしたが、専門のコーディネーターと一緒に説明会を開催することで理解が深まり入会者が増えていきました。今では、20人を超えています」と今村さん。「運営は大変ですが、こどもたちのはじける笑顔を見るとやりがいを感じます」「協同労働を通して、多くの人に地域の役に立つ喜びを感じてほしいですね」と皆さん口々に話し、笑顔を交わします。

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三つのサポート

 市は「協同労働」の仕組みを活用して、主体的に地域を支える活動に取り組む団体に対し、次の支援をしています。

画像専門のコーディネーターが事業の立ち上げをサポート
画像立ち上げ費用補助金として経費をサポート(下記参照)
画像立ち上げ後も専門のコーディネーターが事業運営をサポート

事業の立ち上げに必要な経費を補助します

  • 内容
    補助率2分の1(上限100万円)
  • 要件
    市内に拠点を置き、3人以上で構成する団体が、地域課題の解決につながり収益が見込まれる事業(非営利)を行うこと など

詳しくは市ホームページで

市ホームページ
  • 問い合わせ先
    「協同労働」プラットフォーム(電話、ファクス上記)

◆問い合わせ先:雇用推進課(電話504-2244、ファクス504-2259)

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