市は、公共交通の利用促進と地域コミュニティの活性化を図るため、広島広域都市圏内で活動する地域団体が、団体間の交流やイベント出展などで公共交通や貸し切りバスを利用する際の経費を補助しています。
目的 | 移動手段 |
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●他団体との交流 ●イベント出展 ●地域資源の視察 |
●公共交通(3人以上) ●貸し切りバス(10人以上) |
補助対象経費 | 補助率 | 補助上限額 |
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●他団体との交流 ●イベント出展 |
対象経費の100% | 1人当たり1万円で1団体20万円 |
●地域資源の視察 | 対象経費の50% | 1人当たり5,000円で1団体10万円 |
「ひろしまLMO」に認定され、安芸区で地域活性化に取り組む「ほことり総合企画LMO広島」。地域を盛り上げるためのアイデアを模索する中で、大竹市でバンド演奏により地域のにぎわいを生んでいる団体のことを知りました。
「ぜひ、直接話を聞いて学びたい」。補助金を活用してバスを貸し切り、総勢17人で大竹市へ向かい、活動拠点の視察や意見交換を行いました。
まちづくりにかける熱のこもった話を聞いた一同は、感心しきり。訪れた皆が実感したのは、“催しを音楽で盛り上げるには、音響設備の充実が大きなポイント”ということでした。
そこで、「毎年開催している『瀬野川さくら芝桜まつり』で演奏してもらい、音響の設定方法も学ぼう!」と、大竹市の団体に出演を依頼。
同団体の協力を得ながら音響設備を整えたことで、例年とは一味違う本格的なステージとなり、集まった地域の皆さんも大きな拍手を送っていました(メイン写真)。
他地域の団体と交流することで、自分たちだけでは思いつかなかった新しいアイデアが浮かび、今よりもまちを盛り上げられるという可能性を感じました。
これからもこの縁を大切に、まちづくりで困ったことがあれば、協力し合いながら、それぞれのまちを活気付けていきたいですね。
広島県、山口県、島根県の3県にまたがる30市町で構成する「広島広域都市圏」。お手本になるような取り組みをしている地域があちこちに! 皆さんも活動のヒントを探しに、圏域内の各地に出向いてみませんか。