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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年12月1日号トップページトピックスSOSのサインを知ってください

困っています
SOSのサインを知ってください

 視覚障害者が白い杖を頭上に掲げて立ち止まる、その意味をご存じですか。「白杖(はくじょう) SOSシグナル」と呼ばれるこのサインを見かけたら声を掛けてください。

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困り事によっては誘導を。肩や肘を貸してゆっくり歩いてください

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点字ブロックを杖と足裏の感覚で確認しています。ブロック上に物を置かないでください

命を守る白い杖

 視覚障害者が使う白い杖は、正式には「盲人安全つえ」といい、一般的には「白杖」と呼ばれています。白杖には、以下の三つの機能があります。
視覚障害を周囲に知らせる
触覚を通じて路面の情報を収集
障害物に対する防御
 視覚障害者が白杖を頭上に掲げて立ち止まるのは、「困っている」「助けてほしい」というSOSのサインです。見かけたら、すぐに側に寄って声掛けをお願いします。


「みんなに知ってもらいたい」

 視覚障害者の森井豊さん(75・メイン写真)が、「白い杖 SOSシグナル」のサインを広める活動を始めたのは2014年12月。同年に他県で起きた交通事故のニュースがきっかけです。
 「誤って車道に出てしまった視覚障害者がこのSOSを発して、誰かがいち早く救助していたら…。悔やまれると同時に、視覚障害者自身を含めた多くの人にこのサインの意味を広めなければと心に決めました」。
 ラジオ番組やさまざまなイベントに出演し、自ら、視覚障害者が困っている現状を伝えました。1年半後、「白い杖 SOSシグナルをひろめる会 広島」を発足。以来、学校での体験授業や企業研修に出向くなど、市内外で啓発活動を行っています。


サインがなくても声掛けを

 森井さんは「このサインに限らず、白杖を使っている人が安全ではないと見えたときは、ぜひ声を掛けてください。私自身も横断歩道で『車は来ていませんよ』『一緒に行きましょう』などと言ってもらえたときはとても助かっています」と話します。


「白い杖 SOSシグナルをひろめる会 広島」のホームページ
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12月3日〜9日は障害者週間です

 障害の有無にかかわらずみんなで支え合う共生社会は、一人一人のちょっとした配慮や工夫から始まります。この機会に、障害について知り、身近なこととして考えてみませんか。

■心身障害者福祉センター 文化祭

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昨年のステージ
 「みんなに感謝 ありがとうの40年」をテーマに、同センターで活動するグループの作品展示や販売、ステージ発表などを行います(マスク着用を推奨)。
◆日時:12月3日日曜日午前10時〜午後4時
◆会場:同センター(東区光町二丁目1-5)JR広島駅新幹線口から、車いす対応の無料送迎バスあり
◆問い合わせ先:同センター(電話261-2333、ファクス261-7789)


支援情報などを発信中

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障害福祉課 三井大明(みい たいめい)主事

 日常生活の中で、援助や配慮を必要とする障害のある人がおられます。そうした人たちを支援している団体の活動やイベント情報などを、下記のマーガレットサイトで発信しています。
 皆さんも、興味のあるイベントや講座にお出かけください。

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サイト画面の一部

■障害者に役立つ情報サイト「マーガレットサイト」

 マーガレットサイト(市障害者支援情報提供サイト)では、障害への理解を深めることができる情報のほか、障害に関わる団体の活動や相談窓口などについて発信しています。
 このたび、さらに利用しやすくリニューアルしました。
 ぜひ、ご覧ください。

ホームページ
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◆問い合わせ先:障害福祉課(電話504-2147、ファクス504-2256)


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この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】

◆問い合わせ先:障害福祉課(電話504-2147、ファクス504-2256)

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