特集／どんなん？よその区 8区8様 個性あるまちづくり
安芸区 ガイドの案内で巡る、かつての西国街道
ボランティアガイドの案内で街道沿いの史跡を巡るまち歩きを開催し、地域の活性化を図っています。活動主体：瀬野川を活かそうプロジェクト・チーム歴史
〔瀬野川流域郷土史懇話会、西国街道・海田市ガイドの会、瀬野川郷土史研究会、プロジェクトYANO（やの）、船越誰故草（たれゆえそう）保存会、西国街道をまもる会〕
地域ごとに楽しむ1里の旅
江戸時代、参勤交代の大名行列をはじめ、多くの人々が往来した西国街道。東西に街道が通っている安芸区では、海田町と連携し、瀬野、中野、海田、船越の4区間に分けて、それぞれ1里（約４km）のまち歩きを開催しています。ガイドと歩く面白さを味わって
「歴史を感じる風情がたくさん残っていて、かつて街道を行き来した人々の心情を想像しながら楽しく歩くことができた」。これは、まち歩きを終えた参加者の感想です。瀬野川流域郷土史懇話会の松本尚武（まつもと しょうぶ）会長（82・上写真）は、ガイドでは史跡を案内するだけでなく、地域に根差して活動する者だからこそ知っている面白い言い伝えやエピソードも紹介するよう心掛けているとのこと。「ぜひ現地で面白さを味わって」と話します。
街道沿いの有力商家だった三宅家住宅（右）の前で案内を聞く参加者（海田編・令和2年2月）
ボランティアガイドも募集中！
「もっと歴史を学びたい」「歩くことが好き」という皆さん。ガイドとして一緒に活動しませんか。松本会長は「多くの人に西国街道を楽しんでもらえるよう、私たちと一緒に知識を深めていきましょう」と呼び掛けます。
街道沿いの歴史を解説するガイド（中野編・令和元年12月）
