特集/どんなん?よその区 8区8様 個性あるまちづくり
安佐南区 地域の復興プランを基に、災害に強いまちづくり
平成26年8月豪雨災害からの復興に向け、地域主体で復興まちづくりプランを作成。市と協力して公園などの整備に取り組んでいます。
活動主体:梅林学区復興まちづくり協議会
愛着が湧き末永く利用される公園を目指して
プランに掲げる地域の将来像 「防災意識を高め合い、安全に自然環境を楽しむまち」 を実現するため、協議会と市は、被災した八敷(はちしき)公園(緑井七丁目)の拡張整備について、昨年、ワークショップを3回にわたり開催しました。
各回約20人の住民が参加。「どんな公園にしたいか」というテーマの下、必要な機能や施設などについてグループごとに意見を出し合い、レイアウト案を発表。災害に強いまちづくりを自分事として感じるきっかけとなりました。
参加者は3グループに分かれて意見を出し合い、発表。意見を交わした
公園を「災害の記憶と経験の継承」の場に

八木三丁目では、新たな公園の整備工事が本格化しています。住民同士の話し合いは、平時には豊かな暮らしを彩る場として、有事には命を守る場として公園を活用できるようイメージしながら進められました。
この公園の一角には豪雨災害伝承館(仮称)が併設されます。協議会の菅原辰幸(すがわらたつゆき)会長(上写真)は「伝承館では、協議会を母体に設立した一般社団法人が中心となって、災害の経験や記憶、教訓を語り継ぎ、来館者や地域住民の減災につなげてもらいたい」と期待を寄せています。
公園の完成イメージ