安佐南区
心地よい音が人をつなぐ魅力的なまちづくり
区民に親しまれ身近に感じられる区役所づくりのため「小さな音楽会」を定期的に開催しています。
活動主体:広島文化学園大学学芸学部音楽学科
地域住民が心待ちにする生演奏
毎年4月〜11月の月1回、文化学園大学と区役所が連携して開催している「小さな音楽会」は、10年も続く人気事業です。今年度はコロナ禍のため2回の開催となりました。
11月のこの日、開演に向けて、学生たちがリハーサルを行っている中、続々と観客が集まってきました。「いつも楽しみに来ているの」「私は今日が初めて。ご近所さんに勧められて」と、地域の皆さん。感染症対策で間隔を空けた席はすぐに満席になりました。
11月は「打楽器アンサンブル」でした。演目は懐かしい童謡や流行のアニメのテーマなど飽きさせない工夫をしています
地域貢献だけでない教育的効果
演奏する学生たちは「舞台がないから観客の皆さんと一体になれる感じ。表情がよく見えて、喜んでもらえているのが実感できます」とうれしそうに話します。演奏後に「これは何ていう楽器?」と聞かれることも。「住民の皆さんとの交流が学生たちのモチベーションアップにもつながっています。音楽家は演奏を聞いてもらってこそ、ですからね!」と橋千絵准教授(45・写真)は話します。