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ページ番号:0000000256更新日:2023年1月25日更新印刷ページ表示

感染症情報/後天性免疫不全症候群(エイズ)

後天性免疫不全症候群(エイズ)とは(届出基準と届出様式

 後天性免疫不全症候群(エイズ)(注)はヒト免疫不全ウイルスHIV:Human Immunodeficiency Virus)に感染することによって引き起こされる疾患で、人間の体を病気から守る免疫系が破壊されるため、体の抵抗力が低下して様々な感染症にかかりやすくなったり、悪性腫瘍を発症したりします。現時点では、からだのなかのHIVを完全にとりのぞく治療法や感染を予防するためのワクチンはなく、深刻な感染症の一つとなっています。
 しかし、近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることができるようになりました。また、HIVの感染力は弱く、感染経路も限られていますので、感染予防は可能です。
 (注)感染症発生動向調査における後天性免疫不全症候群の報告は、無症候性キャリア(HIVに感染しているが症状がない場合)も含まれています。

症状

 HIV感染/エイズの症状は大きく分けて次の3段階で進行します。ただし、潜伏期間の長さや病状の程度は人によって大きく異なります。

  1. 感染初期
     感染から2~3週間後に発熱、咽頭痛、筋肉痛、頭痛など「かぜ」のような症状が数日~10週間程度続く場合がありますが、多くの場合自然に軽快します。この時期に全く症状が出ないかまたは自覚できない例もめずらしくありません。
  2. 無症候期
     その後、症状がない状態が数年~10年程度続きます。
  3. エイズ発症期
     さらに進行すると、病気とたたかう抵抗力(免疫)が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症)などを発症するようになります。このようにして、抵抗力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が決められており、これらを発症した時点でエイズ発症と診断されます。

感染経路・予防方法

HIVは主に、血液・精液・膣分泌液を介して感染します。
具体的には次の3つの感染経路が考えられます。

感染経路
性的接触 性行為による感染は最も多い感染経路です。感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通してうつります。性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染症/エイズ予防にとって有効な手段です。
血液感染 HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の“回し打ち”による注射器具の共用などによって感染します。日本では、現在、献血された血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されていますが、きわめてまれとはいえ、感染の可能性を完全には排除できません。
母子感染 母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もあります。日本では、お母さんがHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下に抑えることができます。

HIVは感染力が弱く、次のような場合は感染しません。

  1. 感染者との握手・軽いキス
  2. 感染者の咳・くしゃみ・汗・涙
  3. 感染者の使用したコップ・食器・便座・タオル・衣類・布団等を共用した場合
  4. 感染者を刺した蚊やダニなどにかまれた場合
  5. 食べ物・飲料水を介した感染

HIV/エイズについての相談・検査について

全国の保健所、病院、クリニックなどで検査を受けることができます。

広島市では、各区の保健センターで「HIV/エイズに関する相談と無料・匿名検査」を行っています。
 ※検査は各区によって時間帯が決められており、電話予約が必要です。
エイズについて不安や疑問をお持ちの方は気軽にご相談ください。

HIV/エイズに関する相談と無料・匿名検査(健康推進課)

検査方法について

 HIV検査は、スクリーニング検査と確認検査の2段階で行います。まず、スクリーニング検査を行い、感染が疑われる場合はさらに確認検査を行います。各区の保健センターで実施するスクリーニング検査は、「迅速(即日)検査」ですので、採血後約30分で検査結果がわかります。

【参考】「責任ある献血」について

 献血ルームや献血バスで採取された血液は、赤十字血液センターの検査施設でHIV等の感染症関連検査が実施されます。しかし、感染後しばらくは感染していることを検査で検出できない期間(ウインドウ・ピリオド)があります。輸血を受けた患者さんにエイズを感染させてしまう危険性がありますので、検査目的の献血は絶対にしないでください。

「責任ある献血」へのご協力のお願い<外部リンク>(日本赤十字社)

関連情報

広島市における後天性免疫不全症候群の発生状況

2023年の状況

 2023年第3週(1月16日~1月22日)の報告数は0件でした。
 2023年の累計報告数は、0件です。​


グラフは、2022年の報告状況です。

年齢階層別報告数(2022年)

年齢階層別報告数のグラフ(今年)

感染経路別報告数(2022年)

感染経路別報告数(今年)

年齢別・性別報告数(2022年)

年齢別・性別報告数

 

報告数の推移

 後天性免疫不全症候群(エイズを発症していないHIV感染者を含む)の報告数は、2000年から2003年まで年間2~5件で推移していましたが、2004年は20件と急増しました。2005年から2006年にかけて減少しましたが、2007年以降は再び増加し年間15件以上が続き、2013年には26件(HIV感染者16件、AIDS患者10件)と過去最高の報告数となりました。その後は減少傾向となり、2021年は7件でした。
 2007年に増加した要因の一つとして、本格的に導入された迅速(即日)検査の効果があり、HIV抗体検査受検者数が大きく増加した影響も考えられます。

年間報告数の推移(2000年~2022年)

年間報告数の推移グラフ(広島市)

HIV抗体検査受検者数の推移(2000年~2022年)

HIV抗体検査受検者数の推移グラフ(広島市)

年齢階層別報告数、感染経路について

 年齢別では20歳代~40歳代が多く、男女別では男性が多くを占めています。

 感染経路別内訳では、性行為によるものがほとんどを占めており、特に同性間の性行為による感染の報告数が多くなっています。

年齢階層別報告数(2017~2021年)

年齢階層別・感染経路別

感染経路別報告数(2017~2021年)

感染経路別

年齢別・性別報告数(2017~2021年)

年齢別・性別報告数

後天性免疫不全症候群年別集計一覧表(2000年~2021年)(広島市) [PDFファイル/126KB]

参考 

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