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インフルエンザ流行状況(2014/15シーズン)

ページ番号:0000000139 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
 インフルエンザの1シーズンは9月から翌年の8月までです。2014/2015シーズンは、2014年第36週(9月1日-9月7日)~2015年第35週(8月24日-8月30日)です。

流行の推移

 市内の定点医療機関からのインフルエンザ患者報告数は、2014年第49週(12月1日~7日)に定点当たり2.00人と、流行開始の目安とされる定点当たり1.00人を超えました。

 その後急増し、2014年第51週(12月15日~21日)に定点当たり12.1人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、さらに2015年第2週(1月5日~11日)には定点当たり36.5人と2シーズンぶりに警報レベル(定点当たり30.0人)を超えて、第4週(1月19日~25日)に定点当たり50.6人と流行のピークとなりました。
 
その後は減少し、第19週(5月4日~10日)には定点当たり0.62人と、定点当たり1.00人を下回り、6月以降は散発的な発生のみとなり、ほぼ終息状態となりました。

 2014/2015シーズンの流行開始の時期、流行のピークとなった時期はともに昨シーズンとほぼ同じでした。

【グラフ】

【表】

年齢階層別報告数

 2014/2015シーズンの年齢階層別報告数の累計は、幼児から小学校低学年の年齢層が多くなっています。

 5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳の年齢階層が最も多い32%を占め、次いで4歳以下が22%、10~14歳と20歳以上がそれぞれ21%を占めていました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

 広島市衛生研究所では、2014/2015シーズン(9月以降)に、感染症発生動向調査等の検査で延べ76人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました。その型別内訳は、インフルエンザウイルスA(H1N1)2009型が1件、インフルエンザウイルスA香港型が73件、インフルエンザウイルスB型が2件で、インフルエンザウイルスA香港型が主流でした。

(※)上記以外に、インフルエンザA型(型別判定不能)が1件報告されています。

 基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果によると、インフルエンザウイルスが6,055人から検出され、その型別内訳は、A型陽性が5,826人、B型陽性が229人で、96%がA型陽性でした。

【補足】

 ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。

【グラフ】

【表】

インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況

 広島市では、11月25日(第48週)に2014/2015シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖等が1件報告されました。

 その後も新たな発生が続き、第3週(1月12日~18日)から第7週(2月9日~15日)の5週にわたり、1週当たり20件を超える状態が続き、ピークとなった第4週(1月19日~25日)は1週当たり68件の報告がありました。その後は散発的に、4月に3件、6月に1件の報告がありましたが、第24週(6月8日~14日)以降は報告がなくなり、2014/2015シーズンの累計は274件でした。

 昨シーズンの累計123件と比べ、今シーズンは大幅に増加しました。

【表】