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インフルエンザ流行状況(2006/07シーズン)

ページ番号:0000000131 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※患者数は、インフルエンザ定点医療機関(市内37か所)からの報告数です。
 週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
 1シーズンは、9月から次の年の8月までです。

流行の推移

 第44週(10月30日~11月5日)に、今シーズン初めての患者が3人報告された後、散発の報告が続いていましたが、第49週(12月4日~10日)は、前週の6人(定点当たり0.11人)から急増して19人(定点当たり0.51人)報告されました。

 その後も少数の報告が続いていましたが、第3週(1月15日~21日)に急増して流行開始の目安とされている定点当たり1.00人を超えました。

 第4週(1月22日~28日)以降も増加を続け、第6週(2月5日~11日)に注意報レベルの定点当たり10.0人を超えました。その後も増加傾向で推移し、第11週(3月12日~18日)に例年よりかなり遅いピークを迎えました(定点当たり29.0人)

 第12週(3月19日~25日)はほぼ横ばいで推移した後は減少傾向で推移し、第20週(5月14日~20日)には定点当たり1.00人未満となり、ほぼ終息しました。5月まで流行が長引いたのは、2003年/2004年シーズン以降4シーズン連続となりました。

【グラフ】

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況

年齢階層別報告数

 今シーズンの年齢階層別報告数の累計は、6歳から8歳を中心に報告数が多くなっています。5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳の年齢層が最も多く39%を占めており、次いで10~14歳が22%、0~4歳が20%を占めています。

 今シーズンは例年と比べて、10~14歳の比率が高く、0~4歳の低年齢層と20歳以上の大人の比率が低くなっています。

 しかし、流行が本格的になった2月中旬ごろから、5~9歳および10~14歳の年齢層の比率は低下し、4歳以下と20歳以上の年齢層の比率が上昇する傾向になりました。特に学校が春休み期間中である第13週(3月26日~4月1日)から第14週(4月2日~8日)にかけて、その傾向が顕著になりました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

 今シーズンはA香港型が多く検出され、ほぼ半数(53%)を占めていましたが、Aソ連型(18%)、B型(29%)も検出されました。

  散発(病原体定点より搬入) 集団かぜ 合計
Aソ連 A香港 B 散発計 Aソ連 A香港 B 集団計 Aソ連 A香港 B 合計
検出数 23件 67件 31件 121件 0 0 5件 5件 23件 67件 36件 126件

【グラフ】

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況

学級閉鎖等の「集団かぜ」の状況

 2月5日、広島市で今シーズン初めての「集団かぜ」による学級閉鎖等の報告が3件ありました。集団かぜの初発の時期としては、1999/2000シーズン以降では、発生のなかった2000/01シーズンを除くと、最も遅くなりました。

 その後、3月にかけて8件の報告があり、今シーズンの合計は11件でした。

【参考】広島市における集団かぜの発生件数

シーズン 1999/2000 2000/2001 2001/2002 2002/2003 2003/2004 2004/2005 2005/2006 2006/2007
初発時期 12月20日 発生なし 1月21日 1月24日 1月21日 1月25日 11月15日 2月5日
施設数 18施設 0 12施設 1施設 14施設 22施設 7施設 11施設

【表】患者情報・病原体情報・集団かぜ発生状況