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企画展示「疫禍来襲‼ ~近代以降の伝染病と広島の歴史~」
人類の歴史は伝染病との闘いの歴史でもあった。近代以降の日本でも伝染病の流行が相次ぎ、政府や地方の行政機関はまん延を抑えるべく法令や規則を制定し、病院の設置、衛生状況の改善など対策を講じてきた。
当館が所蔵する役場文書には、県からの通知や、関係機関が作成したチラシ・配付物など、広島における伝染病との闘いを伝える資料が残されている。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、過去の伝染病対策への関心が高まっていることから、これらの資料を、関連する絵はがきや写真等とともに展示し、市民や関係機関の利活用を図る。
令和4年(2022年)10月3日(月曜日)から令和5年(2023年)1月20日(金曜日)まで
休館日:土曜日、日曜日、祝日、12月29日から1月3日まで
午前9時から午後5時まで
広島市公文書館 7階ロビー・閲覧室
(広島市中区大手町四丁目1番1号 大手町平和ビル7階)
無料
当館が所蔵する役場文書を中心に、明治以降の広島における伝染病の流行とその対策に関する資料(法令・規則、広報、病院等施設、予防接種など)約50点を取り上げ紹介。
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左上 「虎列刺(コレラ)病一件書類綴」 大正5年(戸坂村役場文書)
右上 痘禍(とうか)来襲‼ 昭和14年(草津南町総代資料「町事務書類綴」より)
左下 天然痘流行につき山県郡長告諭 明治13年(竹内家資料)
右下 消毒用器具チラシ(砂谷村役場文書「衛生関係書類綴」より)