その人らしさを支える、新しい認知症観
認知症の人が自らの意思で多様な主体と共に日常・社会生活を営むことができるよう「新しい認知症観」が広がりつつあります。
認知症を理解する
認知症とは、病気の名前ではなく、脳の病気や脳に影響を及ぼす体の病気により、これまで培ってきた知識や技術が失われ、社会生活に支障を来すようになった状態をいいます。
主な認知症の種類として、半数以上を占めるアルツハイマー型認知症のほか、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(ピック病など)があります。
理解から始まる支援
認知症の症状は物忘れだけでなく、人柄の変化、意欲の低下、幻視など認知症の種類によってさまざまです。また、症状の現れ方には個人差があり、進行によって変化します。
家族や地域の人が認知症を正しく理解し、本人の思いを聞いて、支え合うことが大切です。

新しい認知症観へ
「新しい認知症観」とは、認知症になっても、一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間などとつながりながら、希望をもって自分らしく暮らし続けることができるという考え方です。
認知症になったからといって、その人らしさや思いが失われるわけではありません。認知症と共に、生き生きと暮らしている人がたくさんいます。
相談先や支援があります
市では、認知症に関する相談先や支援内容などをまとめた「認知症あんしんガイドブック」を区地域支えあい課、地域包括支援センターなどで配布しています。

認知症への取り組みなど、詳しくは市ホームページで。
市ホームページinterview(インタビュー)
その人らしい暮らしができるように支えていくことが大切

認知症支援に長年携わる縁が和(えんがわ)・藤原欣樹(ふじわら よしき)さん(50)は「認知症だからと特別に考えるのではなく、その人らしさに寄り添うことが大切だと思います。認知症になっても、これまでの記憶や経験、得意なことを全て忘れるわけではありません。これまで培ってきた力を発揮しながら地域で暮らしている人もいます。 支援の現場では本人の思いを尊重して、地域住民の皆さんとも連携しながら暮らしを支えています。困った行動として見るのではなく、どうしてそうした行動をするのかを考えていくことが大切です」と優しい表情で話します。

認知症を知り、理解を深めましょう
9月19日土曜日~21日祝日
認知症VR体験会
バーチャル・リアリティ(VR)で認知症の人の見る世界を体験し、認知症の人を取り巻く課題を当事者視点で考える体験会を実施します。
【対象】13歳以上
【時間】午前10時~午後4時(19日土曜日のみ午前11時開始)
【場所】広島駅南口地下広場
【申し込み】市ホームページか当日会場で
9月21日祝日
オレンジライトアップ
「認知症の日」(9月21日)において、右記の施設などで認知症支援のシンボルカラーのオレンジ色にライトアップします。

●広島城
【時間】午後6時~午後10時
●エディオンピースウイング広島
【時間】午後6時~午後9時
●本通商店街アーケード
【時間】午後6時~午後10時
◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2988、ファクス504-2136)