特集/開園50周年 笑顔あふれる 癒やしの空間 広島市植物公園

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 いつ訪れても、その時季ならではの美しい景色が広がる植物公園。老若男女、多くの人に親しまれ、11月3日には、開園50周年の節目を迎えます。

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憩いと学びの場として

 瀬戸内海を望む高台に位置する植物公園は、市民の憩いの場として、また植物を学び楽しむ場として1976年11月3日に開園しました。
 2021年には開園以来の累計入園者数が1000万人を達成。植物愛好家はもちろん、多くの人々に親しまれ続けています。

屋内外で植物を楽しむ

 18.3ヘクタールの園内には、●熱帯・亜熱帯の植物を展示する総ガラス張りの大温室や乾燥地帯の植物を展示するサボテン温室など六つの温室 ●花の進化園 ●樹林観察園 ●バラ園 ●日本庭園 ●ロックガーデン ●里山の野草園 ●ログガーデンなどがあり、約1万品種・20万本の植物を植物名を表示して栽培・展示しています。

年間を通してイベントや展示会を実施

 見頃に合わせて、●さくらまつり ●サマーフェア ●秋のグリーンフェア ●夜間開園(サガリバナと夜の植物の競演、花と光のページェント)といったイベントや、●洋ラン展 ●世界の食虫植物展 ●変化朝顔展 ●キク展などの展示会を愛好団体などと協力して行っています。さらに、来園者に理解を深めてもらうことを目的に、職員による植物うんちく語りなどを随時実施しています。

 花ごよみや最新見どころ案内、イベント案内など詳しくは公式ホームページなどで。

公式ホームページ

ホームページ

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植物公園を彩る 代表的な植物

オーストラリアバオバブ(大温室)

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 2018年にリニューアルした大温室へ、オーストラリアからやって来ました。幹の太さ(直径)は最大2メートルを超え、日本一です。
 秋に開催されるグリーンフェアでは、実際に幹に触れて、その大きさを体感できます。

オオオニバスとスイレン(熱帯スイレン温室)

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 50種類以上のスイレンを育てており、一年中、美しく咲いた熱帯性スイレンを見ることができます。夏休みには、30キログラム未満のこどもを対象にオオオニバスの葉の試乗体験会を行っています。30年以上続く人気のイベントで、こどもの頃に体験した保護者もこどもと一緒に楽しんでいます。

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西内技師

ラン(大温室・フクシア温室)

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上野明(うえの みょう)技師

 大温室には、主に中南米と東南アジアの大きなランを、フクシア温室のランの展示コーナーには、特に貴重なランや小さなランを多数展示しています。当園では、開園準備期間から50年以上かけてランを収集し約2,500種類、1万株を管理しています。分類、増殖などの研究にも力を入れています。

ベゴニア(ベゴニア温室)

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田中技師

 600種類を超える球根性、根茎(こんけい)性、木立性(こだちせい)などの原種や交配種を2,000株程育てています。当園で作り出し、2005年に農林水産省へ品種登録した世界初の矢竹型(やたけがた)木立性ベゴニアの黄花(きばな)品種「緑霞(みどりかすみ)」や、「紅彩(こうさい)」、「雷鳥(らいちょう)」も展示しています。

変化朝顔(へんかあさがお)(展示温室 ※展示会時)

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 1982年以降、変化朝顔の保存・展示を行っており、国内でも有数の展示実績を有しています。現在では、広島あさがお研究会に協力を依頼し、江戸の園芸文化を伝える充実したものとなっています。

貴重な野生バラ(バラ園)

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 多数の貴重なバラ品種を収集・展示しており、歴史上重要な品種や今日では失われつつある遺伝的特徴を残したものなどがあります。

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植物公園の取り組み

絶滅危惧植物【調査】【保全】

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 広島県内の絶滅危惧植物を中心に、調査・研究を行っています。また、ヤチシャジン、トウゴクサバノオ、ネコヤマヒゴタイなどについては、生息域外保全の一環として、園内での栽培・増殖にも取り組んでいます。これらの活動で得られた成果は、展示や出版物などを通じて発信し、地域の生物多様性保全に役立てています。

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山本技師

変わり葉ゼラニウム【収集】【保存】

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 大正時代に欧米から輸入された品種を基に改良し、葉に芸を持つ「変わり葉ゼラニウム」として国内で発展してきましたが、現在では品種消失の危機にあります。当園では、49品種を収集・保存。その歴史を後世に継承する活動を行っています。この取り組みが評価され、2020年に日本植物園協会のナショナルコレクションに認定されました。
 毎年3~4月にはゼラニウム展を開催し、華やかな園芸品種や貴重な野生種などと共に公開しています。

被爆樹木【発送】

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 2012年より、市民団体グリーン・レガシー・ヒロシマに協力し、被爆樹木の種子を冷蔵保存し、依頼に応じて国内外へ発送しています。

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中原技師

 これまでに発送した国は日本を含む45カ国。この活動を通じて、平和の大切さや植物について関心を持つきっかけになってほしいと願っています。

開園50周年を記念して

10月17日土曜日〜12月24日木曜日

開園50周年記念特別企画展
植物公園50年のあゆみ-思い出の写真展-

展示内容

●公募により選ばれた植物公園内の思い出の写真

●開園当時の秘蔵写真

●園所蔵の資料(過去の展示物、栽培記録、紀要など)

●メディアとのタイアップ展示 など

関連行事

●ギャラリートーク

●観察会

●職員による植物うんちく語りなどを予定しています。

詳しくは同園ホームページで。

ホームページ

11月3日(祝)

開園記念日

●ログガーデンリニューアルオープン
ログハウス(森のカフェ)の周囲の庭に、車いすでも通行できる舗装路を新設。バラを中心に花木や草花で彩る四季折々の季節感を楽しむ庭が、明るく開放的な植栽空間に生まれ変わります。

●開園50周年記念講演会・コンサートなど

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50年の歩み

1976(昭和51)年

11月 開園

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1978(昭和53)年

10月 サボテン温室、展示温室完成

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1979(昭和54)年

10月 植物友の会発足

1981(昭和56)年

3月 ベゴニア温室(現フクシア温室)完成

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1986(昭和61)年

2月 熱帯スイレン温室完成

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1987(昭和62)年

3月 世界蘭会議広島大会開催

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1996(平成8)年

3月 新ベゴニア温室完成

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2001(平成13)年

3月 ガイドボランティアの導入

2006(平成18)年

11月 かくれ里の「うらら池」散策路開通

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2018(平成30)年

3月 大温室リニューアルオープン

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2020(令和2)年

12月 日本植物園協会ナショナルコレクション認定「変わり葉ゼラニウム品種群」

2021(令和3)年

4月 総入園者1000万人達成!

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2026(令和8)年

11月 開園50周年

\ 活動を支える /

植物友の会

 植物好きの人たちが集い、開園間もない1979年に設立しました。講習会や野外観察会など、植物について学びながら交流を深めています。植物の管理や園内装飾などのボランティア活動を通して、植物公園の活動を支えています。

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ボランティア活動で集まった植物友の会の皆さんと担当職員(前列左から三人)

\ 解説はお任せ! /

ガイドボランティア

※活動は土・日・祝の午後

 温室と屋外の植物の特徴や魅力について、研修を受けたガイドボランティアが解説しています。

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ガイドボランティア第一期生 福田さん

 寄せられる質問はさまざまで、専門的な知識を持つ人も来られます。新たな発見や心に残る知識を一つでも持ち帰ってもらえるよう努めています。

利用のご案内

【入園料】大人510円、高校生相当年齢(※)とシニア(65歳以上)170円(公的証明書の提示が必要)、中学生以下無料 ※の人は、土曜日無料(夏・冬・春休み期間と祝・休日を除く)
【開園時間】午前9時~午後4時半(入園は午後4時まで)
【休園日】金曜日(祝日の場合は開園)、12月29日~1月3日
【駐車料】普通車450円
【所在地】佐伯区倉重三丁目495

◆問い合わせ先:植物公園(電話922-3600、ファクス923-6100)

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