知ろう!こどもの目のこと

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 こどもの目について、周りの大人が知ることで、異常の早期発見・早期治療につなげていきましょう。

◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話294-6384、ファクス294-6113)

このような症状はありませんか?


 こどもは、視力が0.3程度であれば生活に不自由がなく、目の異常があっても上手に保護者に伝えることができません。
 こどもの目に違和感を抱いたら、医療機関を受診しましょう。


イラスト:症状

3歳児健診における視力検査


 西保健センターでは、3歳児健診で屈折検査機器であるスポットビジョンスクリーナーを用いた「SVS検査」を行っています。SVS検査を行うことで、弱視の危険因子となる斜視や屈折異常の発見につなげることができます。

☑ 「SVS検査」

薄暗い部屋で1メートル程の距離から屈折機器を使い目を撮影します。検査時間は約1分です。
目の網膜に光を当てて反射光を測定することで異常の有無を検査します。
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▲SVS検査の様子


 昨年度、西保健センターでSVS検査により医療機関へ紹介状を出した人は81人でした。右グラフは、その中で眼科での精密検査を受診した人の結果です。多くの人が治療(経過観察を含む)へつながっています。


  精密検査の受診結果
円グラフ:精密検査の受診結果

成長に伴う視力の見え方


 目の機能は6歳頃までに完成に近づくため、3歳児健診で視力検査を行い、弱視の原因を早期発見して適切な治療を行うことが大切です。

イラスト:小学校入学までに視力は成熟して1.0見えます
出典:公益社団法人 日本眼科医会「STOP!弱視見逃し」
※手動弁…視力0.01未満のこと

目を守るためにできること


●目を休めましょう

 デジタルメディアの長時間の使用は近視や内斜視を促します。使用する際は部屋を明るくし、画面と目の距離を30センチ以上空けましょう。また、30分に1回、20秒以上目を休めましょう。


●外遊びを積極的にしましょう

 近視予防のために1日2時間程度、屋外で過ごしましょう。熱中症や紫外線対策をした上で、無理のない範囲で外遊びを積極的に取り入れましょう。

■こどもの目の成長に関する講座


◆対象者:0~2歳のこどもと保護者
◆日時:10月30日木曜日午前10時半~11時半
◆会場:区地域福祉センター
◆内容:こどもの目の成長について
◆講師:認定視能訓練士

■3歳児健診


対象の人へ健診日の前月中旬に健診通知を送付します

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