特集/大雨災害から命を守るため今すぐ備えよう
線状降水帯による大雨などが引き起こす被害が毎年のように発生しています。災害が起こる前に準備をしておくことが重要です。
◆問い合わせ先:災害予防課(電話504-2664、ファクス504-2802)
上温品地区(東区)の防災士・朝長幸恵(ともなが ゆきえ)さん(47)が防災に関心がある地域の中学生・上村柊斗(かみむら しゅうと)さん(12)に、防災対策のポイントを伝授します

手回し充電ラジオを試す朝長さん(左)と上村さん
事前に調べて備えておく
ハザードマップで、自宅や職場、学校などの危険性を知る

ハザードマップの例

土砂災害・洪水・浸水(内水)・津波・ため池決壊の危険性がある区域を確認することができます。自宅がある場所に色が塗られている場合は、災害の危険があります。ハザードマップは、市防災情報サイトからダウンロードを。また、区地域起こし推進課でも配布しています。
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「わがまち防災マップ」 で地域の情報を知る

わがまち防災マップの例

地域の皆さんが、土砂災害警戒区域などの危険情報を基に、地域の危険箇所や避難場所などの地域独自の情報を盛り込んだ防災マップを作っています。
一部の地区のマップは、市ホームページに掲載している他、区地域起こし推進課で配布できるものもあります。詳しくは、お住まいの区の同課にお問い合わせください。
ホームページ
区地域起こし推進課
区 | 電話 |
---|---|
中 | 504-2820 |
東 | 568-7704 |
南 | 250-8935 |
西 | 532-1023 |
安佐南 | 831-4926 |
安佐北 | 819-3905 |
安芸 | 821-4905 |
佐伯 | 943-9704 |
防災情報の入手方法
さまざまなツールで、情報が発信されます。自分に合った複数の手段で防災情報が手元に届くようにしておきましょう

大切な命を守るアプリの入手を

ひろしま避難誘導アプリ「避難所へGo!」

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▼アプリの便利な機能の一部


市防災情報メール
避難情報や気象情報、開設避難所などの情報をメールで配信しています。二次元コードを読み取って、事前に登録を
▶メールはこちらから
市防災ポータル
避難指示など避難情報の発令状況に加え、開設避難所や雨量・河川水位の現状など、大切な情報をまとめています
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市公式アカウント
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耳で聴くハザードマップ
視覚による情報の入手が難しい人の避難行動を支援するため、6月1日から運用を開始しますiPhone(アイフォーン)
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Android(アンドロイド)
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その他
●テレビ(データ放送)●ラジオ
●防災行政無線
●サイレン など
屋内受信機を無償で貸し出しています

災害危険区域に居住する、一定条件を満たした高齢者世帯に、「防災行政無線屋内受信機」
を無償で貸し出しています。
◆問い合わせ先:災害対策課(電話504-2356、ファクス504-2802)
屋内受信機とは、避難情報や緊急地震速報などの防災情報を放送するラジオ型の受信機です。
- 対象者
次の全てに該当する世帯
●災害危険区域に居住し、65歳以上の人のみで構成する世帯
●携帯電話、スマートフォンなどのモバイル端末を持っていないか、操作が困難な人 - 貸与期間
3年間 - 申請方法
所定の申請書で、災害対策課か区地域起こし推進課へ。申請書は、市ホームページ、災害対策課、区地域起こし推進課で
詳しくは、市ホームページで
市ホームページ
状況を把握し行動する
最新情報を確認し、警戒レベルに応じた行動を

※避難情報(警戒レベル)は、土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域などの危険区域にいる人に対して、小学校区ごとに発令されます。事前に自宅などの小学校区を調べておきましょう
※警戒レベル1は早期注意情報。最新の防災情報を入手し、災害への心構えを高めましょう
※警戒レベル5は、災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、必ず発令されるものではありません
●避難場所は、市民と市政6月1日号各区版(中・安芸区版は5月1日号)に掲載

朝長さん
空振りでも避難が大切
コロナ禍の外出制限で時間ができたとき、防災の勉強をし、防災士になりました。私の地域でもいろいろな地域課題の解決に取り組む「ひろしまLMO(エルモ)」を設立し、さまざまな団体の協力と参加の下、防災意識の高揚を図る取り組みなどを行っています。防災キャンプや避難訓練などを経験することによって、新たな課題が見えてきます。災害時は、適切な情報を入手し、空振りでもいいので、早めに避難することを心掛けてください。

上村さん
情報入手が大事なんですね!
学校で防災訓練を行ったとき、みんなパニックになる感じでした。普段から心構えをし、災害時は、落ち着いて行動したいです。家では、毎月1日を「防災の日」として、ローリングストックしている備蓄品を食べ、家族で防災の話をしています。今回、情報入手が大事だとよく分かりました。いろいろな方法を知ることができたので、アプリなど家族で利用したいです。
防災セミナー みんなでつくる災害に強いまち
6月15日日曜日
午後6時〜8時

広島市・RCCラジオ共催
防災セミナー
みんなでつくる災害に強いまち
災害が激甚化・頻発化している昨今。地域のさまざまな団体が強みを生かしながら、防災に取り組んでいくために、連携に向けた課題やヒントなどについて、事例の紹介や意見交換を行います。
【放送と配信】
1.ラジオ放送(AM1350/FM94.6)
中四国地方向けの番組(中四国ライブネット)の広島県枠として岡山県以外に生放送
2.オンライン配信
スタジオの様子を映像でライブ配信(その様子は後日期間限定でア―カイブ配信)
【出演者】
●小林康秀さん(RCCアナウンサー・市地域防災リーダー〈防災士〉)(上写真)
●近藤志保さん(RCC気象予報士)
●伊木則人(いき のりひと)さん(安芸消防団矢野西分団員・市地域防災リーダー〈防災士〉)
●澤田雅浩さん(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科准教授)
●朝長幸恵さん(市地域防災リーダー〈防災士〉・上記)