野生鳥獣からの被害を減らすために

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シカの被害にあったキャベツ畑

 野生鳥獣による農作物の被害に加え、近年は住宅地などへの出没が増えています。正しい知識を身に付け、地域で協力し、被害を防止していきましょう。

  • 問い合わせ先
    農林課(電話831-4950、ファクス877-2299)

野生鳥獣について

 野生鳥獣の習性を知ることで、より効果的に対策を取ることができます。

イノシシ
・人の活動が少なくなる夕方から行動が活発化
・雑食性(特に芋やタケノコなどが好物)
・逃げ場がないなど追い詰められると突進してくることもあり、大変危険

シカ
・特に朝方と夕方に盛んに行動する
・食べられる植物は千種類にも上り、道路わきに生える草花の新芽なども好物
・警戒心が比較的弱く街中などにも出没する

サル
・昼間に行動し、夜は森に帰る
・植物中心の雑食性
・人慣れが進めば昼間、街中に出没し、人を威嚇するようになり危険

呼び寄せない環境づくり

 野生鳥獣からの被害を減らすには、呼び寄せない環境づくりが大切です。以下の3つのポイントに沿って、家の周りや地域を確認してみましょう。


ポイント1
餌場をなくす

 収穫せずに放置した野菜や果物、生ごみなどが、野生鳥獣を引き寄せる餌となります。田畑や家の周りの環境に気を配り、餌場にしないようにしましょう。


ポイント2
農地を囲む

 農地への侵入を防ぐためには、ワイヤーメッシュや電気柵などの設置が効果的です。野生鳥獣の特徴を踏まえて、資材を正しく選び、隙間や柵の下などから侵入されないように正しい方法で設置しましょう。


ポイント3
隠れ場所をなくす

 野生鳥獣は基本的に臆病です。田畑の周辺の森ややぶ、耕作放棄地などは、野生鳥獣が身を隠すのにうってつけの場所です。定期的に草刈りや伐採をして隠れ場所をなくしましょう。

被害対策に補助金が出ます!事前にご相談を!

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▲補助金を活用して開催した講習会の様子

 イノシシやシカなど、野生鳥獣による農作物への被害対策に、補助金が活用できます。補助を希望される場合は、事前に農林課へご相談ください。

対象 地域団体(町内会など) 個人
内容 資材費(追い上げに使用する花火など)、講習会受講費などの一部を助成(1/2か10/10以内)
(※1団体あたり、年間上限額20万円)
資材費(電気柵、ワイヤーメッシュ柵、ネット柵、トタン柵、捕獲柵など)の一部を助成(1/2以内)
補助対象:農地を70m以上で囲むこと

>>表は横にスクロールできます>>

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電気柵


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ワイヤーメッシュ柵


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ネット柵


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トタン柵

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