始めよう! フレイル対策
フレイルは早めに気付いて適切な対策を取れば改善できます。いつまでも健康で生き生きと暮らすため、フレイル対策に取り組みましょう。
要介護にならないよう
フレイルとは、年齢とともに、体や心の働きが低下し、要介護に陥る危険が高まっている「虚弱な状態」のことです。
運動・栄養・口腔・社会参加の四つが大切
フレイルの大きな原因の一つは「筋肉の衰え」。筋力を維持・向上させるためには、定期的な運動はもちろん、筋肉を作るために必要な栄養を取ることが大切です。また、食べるためには「かむ」「飲み込む」といった口の機能の維持・向上が必要です。
加えて、社会参加による人とのつながりも大切です。
運動 筋力は、いくつになっても維持・向上できます
■自分のペースで運動を習慣に

- ・自宅で体操を行う
- ・ウオーキングに取り組む
- ・掃除や洗濯、料理などの家事を積極的に行う
- ・広い歩幅で少し早めに歩く
- ・地域で行われている「いきいき百歳体操」に参加する
栄養 毎日、10の食品群を意識して食べましょう
■合言葉は「さあ、にぎやかにいただく*」

*ロコモチャレンジ!推進協議会・東京都健康長寿医療センター研究所考案
左の10の食品群を主におかず(主菜、副菜)の材料として取り入れましょう。主食と組み合わせることで栄養バランスが整います。
果物や乳製品は間食で取るのがお勧め。いろいろな食品をまんべんなく食べることを心がけましょう。
口腔 口の周りや舌の筋肉を鍛えましょう
■「パタカラ体操」で口と舌を鍛えて誤嚥(ごえん)予防
「固いものが食べにくい」「お茶などでむせる」「口の渇きが気になる」といったことはありませんか。口の働きが低下している可能性があります。歯科医院で相談しましょう。

はっきりと大きな声で5回繰り返します
社会参加 毎日、人と会話しましょう
■地域の集まりなどに参加

社会的な役割を持ったり、地域の集まりやボランティアに参加したり、趣味の活動を楽しむなど、自分に合った活動を見つけましょう。
◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2648、ファクス504-2136)