高齢者が地域で安心して暮らせるように

地域で暮らすことに不安がある高齢者に対して、地域団体や民生委員などが連携して見守りや声掛けをしています。見守りを希望する高齢者、見守りに協力したい人は地域のネットワークにご登録ください。

地域のネットワークで見守り

 市は、高齢者が住み慣れた家や地域で安心して暮らせるよう、高齢者を見守り、支え合う仕組み「地域の見守りネットワーク」を小学校区ごとに構築しています。
 見守りネットワークでは、見守り活動を基本に、高齢者が活動・交流できる場や、生活支援サービスの利用を提案、紹介します。

見守りを希望する人、協力したい人は、ご相談を

 見守り活動では、訪問や声掛け、電話連絡などを行います。
 見守りを希望する高齢者や家族、見守りに協力したい人は、お近くの地域包括支援センター(ホームページ)へご相談ください。

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【report】(リポート)
暮らしやすいまちへ 住民、企業、学校が一丸

 40年前に街ができた井口明神学区(西区)。商工センターが近いことから企業が多いのが特徴です。同学区で平成27(2015)年に活動をスタートした見守りネットワーク「こんにちはネット」の運営委員会では、発足当初から地元企業や学校との連携を進めてきました。

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見守りに協力している地域の酒屋で談笑する大北会長、田山さんと店主の妻の箕浦さん(右)

「ここで暮らし続けたい」その思いを大切に

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 「ここで暮らし続けたいと思っている人はたくさんいる。その思いを大切に、地域全体で支えたい」と井口明神三丁目町内会の大北和幸(おおきた かずゆき)会長(69・上写真)。地元金融機関の森重さんは「高齢者の困り事はちょっとした声掛けが重要で、それができる関係性が築けている」と連携のメリットを強調します。

見守りステッカーを製作中

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 地域全体の活動を広げるため、企業の店頭や住宅へ「見守りステッカー」を掲示しようと、現在、井口高校美術部が制作中。今春、1,300枚を配布予定です。
 民生委員で見守り協力員の田山文子(たやま ふみこ)さん(78・上写真)は「地域に顔見知りが増え、お互いが気軽に声を掛け合い、支え合える関係をもっと広げていきたい」と話します。

見守り・支え合い活動の流れ

登録

地域で暮らすことに不安がある高齢者や、高齢者を見守りたい人は、地域包括支援センターに連絡し、地域のネットワークに登録する

見守り

「見守り協力員」による見守り活動
夜間の電灯や郵便受けの確認
電話連絡 
訪問 など

報告

地域団体の代表者や民生委員・児童委員などが参加する運営委員会で、見守り内容を報告・共有。必要に応じて、地域包括支援センターが直接、登録者を支援

◆問い合わせ先:高齢福祉課(電話504-2145、ファクス504-2136)

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