冬期の住宅火災を防ぐために
年末年始にかけて火災が多くなります。大切な命と財産を守るため、火災を予防しましょう。
慌ただしい年末火災に注意
年末の繁忙期には、ちょっとした不注意が火災を引き起こす原因となるおそれがあります。また、休み中、留守にすることが多い家や事業所では、放火の危険性が高まります。加えて、冬の時季はストーブなどの暖房器具を使う機会が増えるため、取り扱いには特に注意する必要があります。
あなたの大切な人の命や財産を守るため、日頃の生活から簡単にできる火災予防に取り組んでみませんか。
消防団員が教える火災対策

市南消防団で活動している島本洋介さん(41)に、火災の原因別対策(下記)について教えてもらいました。
――火災が起こるときは、それぞれ違った原因があります。原因を知って、その予防をすることが大切です。忙しい年末は何かと慌てがち。意識して注意し、火災が起こらないようにしましょう。
■ 住宅で特に気を付ける火災原因(人数は死者数*)
*住宅火災における出火原因別死者発生状況(平成26年~令和5年 、市消防局火災統計から抜粋) ※放火は疑いを含む
1位 放火16人

対策
●家の周りには燃えやすい物を置かない
●夜間は照明器具などで家の周りを明るく
●物置や車庫などのカギは必ず施錠を
2位 たばこ14人

対策
●たばこは水に浸してから捨てる
●灰皿にたばこの吸い殻をためない
●寝たばこは、絶対にしない
3位 ストーブ11人

対策
●燃えやすいものを近くに置かない(洗濯物にご注意を)
●就寝時や外出時には確実に電源を切る
●火がついた状態で給油したり動かしたりしない
消防団の魅力とやりがい
消防団について聞きました。
――地域のために役立ちたいと団員になって15年。建設業を営んでいますが、異業種の人やさまざまな年齢の人との交流や地域で生まれた絆が魅力です。また、消防技術や災害時の活動のノウハウなどを学び、消防団の訓練指導員としても活動しています。スキルを高めることもでき、やりがいを感じています。皆さんも一緒に活動しませんか。
【募集】消防団員になって地域を守りませんか
普段はさまざまな仕事や家事、学業をしながら、いざというときに現場に駆け付ける消防団員。火災現場での活動はもちろん、普段から災害に備えた活動を行っています。
●防火訪問
●心肺蘇生などの応急手当指導
●防災訓練
●地域の祭りなどでの警戒
●災害時の後方支援 など
消防団員同士が協力し、それぞれ都合のつく時間に活動しています。活動の中で防災・救命などの知識を身に付けることもできます。
【募集対象】18歳以上で、市内に在住か、通勤・通学している健康な人
消防団員になるための手続きの流れなど、
\詳しくは市ホームページを見てね!/

市消防団マスコットキャラクター「ひろピー」
市ホームページ◆問い合わせ先:火災予防は消防局予防課(電話546-3476、ファクス249-1160)、消防団員募集は消防局消防団室(電話546-3421、ファクス247-1645)