交通渋滞の解消のため、1994年8月に導入された新交通システム「アストラムライン」。日本語の「明日」、英語の「トラム(電車)」と「ライン(路線)」を組み合わせた名前です。全国1万5986件の応募の中から選ばれ、「明日に向かって走る電車」などの意味が込められています。開業から30年間、渋滞の緩和や沿線のまちの発展などに貢献してきました。
安全に運行できるよう、車両基地で車両の点検と整備を行う寺下直希(てらした なおき)さん(26・写真2)。「点検はシステムでの管理と、目視・触手で行っています。例えば、車輪は点検ハンマーで叩く音を聞きナットが緩んでいないことを確認しています。出発した車両がトラブルなく無事に戻ってくる姿を見ると、仕事のやりがいを感じると同時に、その責任へ背筋が伸びますね」と話します。
関係者以外は通常入ることのできない車両基地。そこを会場に、30周年記念イベントが開催されます(下記)。詳しくは、広島高速交通ホームページで。
アストラムラインのロゴを使ってオリジナルTシャツなど(下写真・有料)が作れる、ユニクロUTme! とのコラボレーションを実施中。9月23日休日午前10時〜午後4時はマスコットキャラクター「アストラムラインくん」がやってくる!
【場所】ユニクロイオンモール広島府中店(府中町大須二丁目1-1)
【日時】10月19日土曜日、20日日曜日の午前10時〜午後3時
【場所】アストラムライン車両基地(安佐南区長楽寺二丁目12-1)
【内容】保守作業車乗車体験、鉄道グッズ・廃車部品の販売、6000系車両運転台(下写真)での操作体験 など