高齢化が進む現代では、マンション管理に関して、1.建物の高経年化による管理の困難化、2.居住者などの区分所有者(分譲マンションなどの一室を所有する者)の高齢化による管理体制の脆弱化(ぜいじゃくか)といった二つの課題が挙げられます。
この、マンションと居住者の「二つの老い」による課題が解決されることなく推移した場合、管理不全の老朽化マンションが増え、周辺環境に危害を及ぼす恐れがあります。
「広島市マンション管理適正化推進計画」では、管理不全の老朽化マンションが生じることのないよう、予防的な施策を計画的に実施する方針とし、さまざまな支援を行っています。
分譲マンションの管理計画が一定の基準を満たす場合、適切な管理計画を持つマンションとして、市から認定を受けることができる制度です。認定を受けると、下記のメリットがあります。
例えば…外壁工事が必要らしいが、積立金が不足しそう・・・
市から認定を受けたマンションは、● リフォーム資金を有利に借り入れ、● 修繕費用の積み立てが有利になる、など各種優遇が受けられます
認定制度について詳しくは、市ホームページで。 マンションの管理に関する支援(現地訪問による助言など)を必要としている管理組合*1に対し、専門家であるマンション管理士をアドバイザーとして無料*2で派遣する制度です。
*1 市内の分譲マンションの管理組合(管理組合が組織されていないマンションでは、2人以上の区分所有者)
*2 派遣に伴い管理組合などで用意する資料や会場などに要する費用については、管理組合などで負担