「結核」は過去の病気ではありません
今なお、毎年全国で約1万1千人の新たな患者が報告されている結核。風邪症状が長引くときは早めに医療機関を受診し、早期発見・早期治療を心掛けましょう。結核菌を吸い込むことで感染
結核は、結核にかかっている人の咳やくしゃみに含まれる結核菌を吸い込むことで感染します。感染しても多くの人は免疫力によって抑えられ、発病せず体内に菌を保有したまま一生を過ごします。しかし、加齢や病気などによって免疫力が低下すると発病しやすくなります。
発病すると、咳、痰、微熱、だるさなど風邪とよく似た症状が現れます。そのまま放置すると、進行して周囲の家族や友人に感染を広げ、場合によっては死に至ることもあります。
高齢者などに多い傾向
患者の約6割は、70歳以上の高齢者です。これは、かつて結核がまん延していた時代に感染し、加齢などによる免疫力の低下に伴い発病する人が多いためと考えられています。
また、結核がまん延している国々から入国した人が、その後発病するケースも増えています。
早期発見・早期治療が大切
風邪症状が長引くときは、放置せず、早めにかかりつけ医などの医療機関を受診しましょう。
高齢者は、咳き込みが弱いなど症状が分かりにくいといわれています。65歳以上の人は、下記の施設で無料で受診できます。
詳しくは、市ホームページで。
65歳以上の人は結核健診を無料で受診できます
65歳以上の人は、次の場所で「結核健康診断（胸部レントゲン検査）」を無料で受けることができます。受診の際は、住所と年齢が分かるもの（保険証など）が必要です。
●市健康づくりセンター（中区千田町三丁目8-6）
| 曜日 | 受け付け時間（予約不要）：午前 | 受け付け時間（予約不要）：午後 |
|---|---|---|
| 平日 | 午前8時半〜11時50分 | 午後1時〜3時 |
| 土曜日（第2・第4のみ） | 午前8時半〜11時半 | 休診 |
| 日曜日（第1・第3のみ） | 午前8時半〜11時半 | 休診 |
●地域を巡回して実施する結核検診
日程・場所は、各区地域支えあい課へお問い合わせください
◆問い合わせ先：各区地域支えあい課
| 区 | 連絡先 |
|---|---|
| 中 | 電話504-2528 ファクス504-2175 |
| 東 | 電話568-7729 ファクス568-7790 |
| 南 | 電話250-4108 ファクス254-4030 |
| 西 | 電話294-6235 ファクス294-6113 |
| 安佐南 | 電話831-4942 ファクス870-2255 |
| 安佐北 | 電話819-0586 ファクス819-0602 |
| 安芸 | 電話821-2809 ファクス821-2832 |
| 佐伯 | 電話943-9731 ファクス923-1611 |
