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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年9月1日号トップページトピックス災害を語り継ぎ 犠牲者を出さない未来へ

災害を語り継ぎ犠牲者を出さない未来へ

広島市豪雨災害伝承館 9月1日金曜日 午後0時半 開館

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展示スペース始めにある大型スクリーン

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防災東屋がある隣接公園と伝承館

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伝承館正面

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展示見学の後、感想を書いた付箋をメッセージボードに

 平成26(2014)年8月豪雨で最も被害の大きかった安佐南区梅林学区に、住民の提言を基に整備された
「広島市豪雨災害伝承館」が9月1日に開館します。


新たな拠点として

 平成26(2014)年8月20日未明に、安佐南・安佐北区などで、死者77人(災害関連死を含む)の甚大な被害をもたらした豪雨災害。伝承館は、この豪雨災害を始めとする自然災害で得た教訓や知識を学び、防災意識の高揚、防災活動の促進など、市民が自ら「防災まちづくり」を推進する新たな拠点となります。

あらゆる災害から命を守る

 「もし次の災害が起きても、犠牲者が一人も出てほしくない、あのつらい思いを二度と誰にも経験してほしくない」。同館には、そうした地域住民の思いと被害の実態を基に、同じ思いを持つ専門家の意見を集約し、制作された資料を展示。

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 運営する(一社)梅林学区復興まちづくり協議会の高岡正文会長(上写真)は「災害を経験し、生き残った者の役割として、地域の復興のために活動してきました。その思いが形になったのが、この伝承館です。災害の恐ろしさだけでなく、起こってしまう『自然現象』を、甚大な被害の『災害』にしないように、どう意識し行動するか伝えていきたい。訪れた一人一人が、災害を『自分ごと』として捉え、備えと命を守ることの大切さを実感してくれればいいですね」と話します。

豪雨災害伝承館でできること

※災害時は避難施設として活用

見る 展示スペースの見学
●土石流のCG映像(メイン写真)
●被害の全容(災害記録など)
●復旧・復興の状況
●災害のメカニズム など

聴く 被災者による語り継ぎ
●被災者のインタビュー映像展示
●被災者による伝承

学ぶ 研修室での防災・減災学習講座
●防災・減災教室(一般・高齢者・小学生向けなど)
●防災・減災のためのセミナーや講演会
●避難訓練
●救急・救命学習
●防災グッズの紹介 など

体験する 訓練などの体験学習
●かまどベンチでの炊き出し訓練・防災東屋*を備えた隣接公園での訓練
*災害時にテントをかけて救護施設などに使用
●砂防施設や、災害の爪痕が残る場所の見学 など


施設の概要

◆会場:安佐南区八木三丁目24ー23
◆時間:午前10時〜午後5時
※少人数の自由見学は予約不要。その他、詳しくはホームページ
◆問い合わせ先:電話832-0091、ファクス832-0095
◆休み:月曜日、祝日・休日の翌日(直後の土曜日、日曜日、祝日・休日でない日)、8月6日、年末年始
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この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】

◆問い合わせ先:都市整備調整課(電話504-2666、ファクス504-2529)

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