化学物質過敏症を知っていますか
化学物質過敏症とは、ごく少量の物質でも過敏に反応する、アレルギーに似た疾患で、誰にでも発症するリスクがあります。化学物質過敏症への理解を深めていきましょう。
日常生活が困難になる人も
私たちの生活で使用することが多い柔軟剤、洗剤、香水などの香りは、化学物質過敏症の原因の一つとされています。自分にとって好きな香りでも、その香りに苦しんでいる人が身の周りにいるかもしれません。重症化すると外出が困難になり、仕事や家事ができない、学校へ行けないなど、日常生活に支障を来す場合があります。強い香りによってさまざまな健康被害が生じることがあるため、「香害(こうがい)」と呼ばれることも。
発症の仕組みは明確になっていませんが、何らかの化学物質に大量にさらされたり、微量でも繰り返しさらされたりした後に、発症するとされています。
自分にとっては快適な香りでも、不快に感じる人や
体調を崩す人がいるということを理解しましょう

◯香水・化粧品
◯柔軟剤・洗剤
◯芳香剤・消臭剤
◯制汗剤・虫よけスプレー
症状の一例

頭痛、吐き気、めまい、動悸(どうき)、呼吸困難、目や喉の痛み、便秘、全身倦怠(けんたい)感、皮膚の赤み、かゆみ、異常発汗、不眠、不安感、思考力低下 など
私たち、一人一人にできること
●学校や公共の場など、人が多く集まる所では、柔軟剤、洗剤、香水などの香りが過度にならないようにする
●柔軟剤などの製品に記載された使用量の目安を守る
●制汗剤、虫よけスプレーなどは、周囲に飛び散らないようにする など
※詳しくは
市ホームページで
◆問い合わせ先:環境衛生課(電話241-7408、ファクス241-2567)