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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年2月1日号トップページトピックス「人生会議」してみませんか

「人生会議」してみませんか

 これからの人生をより豊かに、自分らしく生きられるよう、自分の希望や思いを周囲の信頼できる人と共有しておきましょう。

人生会議(ACP)とは

 ACPはアドバンス・ケア・プランニングの略称で、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、その希望や思いを家族や医療・介護の専門職など信頼できる人と繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
 市は、医療・介護関係団体と連携し、「ACPの手引き」(各区地域支えあい課で配布)を活用して人生会議の普及に取り組んでいます。


自分のため、家族のために

 誰でも大きな病気やけがなどで、突然、自分の意思を伝えることができなくなる可能性があります。人生会議は、家族や自分に代わって医療の選択をしなければならない人にも、安心をもたらす手段となり得ます。
 自分のため、家族のために、「人生会議」してみませんか。市ホームページから「ACPの手引き」などをご覧ください。

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話し合いの進め方(例)

Step(ステップ)1 希望や思いについて考える

大切にしたいこと(人生の目標・希望や思い)を考えてみましょう


Step2 健康について学び、考える

病気がある場合は、将来どうなるのか、どういう治療ができるのか、その治療でどうなるのか学びましょう


Step3 あなたの代わりに伝えてくれる人を選ぶ

自分で判断できなくなったときに、代わりに意思を伝えてくれる人(代理人)を選んでおきましょう


Step4 希望や思いについて話し合う

医療やケアに関する希望や思いを家族・代理人や医療・介護の専門職と話し合いましょう


Step5 考えを文書に書き留めておく

話し合ったことは記録しておきましょう。希望や思いは健康状態などによって変わる可能性があります。その都度見直しましょう


Step1へ 何度でも繰り返し話し合うことが大切です


interview(インタビュー) 皆さんにACPを知って、取り組んでもらいたい

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ACP普及推進員 鹿見勇輔(しかみ ゆうすけ)さん

 私たちACP普及推進員は、県の養成研修を受講した医療、介護などの専門職です。地域で開催される『ふれあいサロン』などを通じて、ACPの普及啓発を行っています。
 普及活動の中で、皆さんから「久しぶりに家族に連絡してみた」「残りの人生を考える中で、新しくやりたいことも見つかった」という反応をいただくこともあり、とてもうれしい気持ちになります。
 ACPで大切なのは、話し合うことです。ぜひ若い人も、親に声をかけて一緒に話してみてください。まずは、ACPを知るだけでもいいと思います。「残りの人生をどう生きるか」というポジティブな気持ちで、ACPをしてみましょう。


ACPの普及啓発の取り組み事例『マンガでわかるACP』

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 東区地域保健対策協議会では、ACPをしておいて良かった事例、ACPをしていなかったために困った事例を全8ページの漫画にして分かりやすく紹介しています。市ホームページから、ご覧いただけます。


◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2648、ファクス504-2136)

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