ACPはアドバンス・ケア・プランニングの略称で、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、その希望や思いを家族や医療・介護の専門職など信頼できる人と繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
市は、医療・介護関係団体と連携し、「ACPの手引き」(各区地域支えあい課で配布)を活用して人生会議の普及に取り組んでいます。
誰でも大きな病気やけがなどで、突然、自分の意思を伝えることができなくなる可能性があります。人生会議は、家族や自分に代わって医療の選択をしなければならない人にも、安心をもたらす手段となり得ます。
自分のため、家族のために、「人生会議」してみませんか。市ホームページから「ACPの手引き」などをご覧ください。
大切にしたいこと(人生の目標・希望や思い)を考えてみましょう
↓病気がある場合は、将来どうなるのか、どういう治療ができるのか、その治療でどうなるのか学びましょう
↓自分で判断できなくなったときに、代わりに意思を伝えてくれる人(代理人)を選んでおきましょう
↓医療やケアに関する希望や思いを家族・代理人や医療・介護の専門職と話し合いましょう
↓話し合ったことは記録しておきましょう。希望や思いは健康状態などによって変わる可能性があります。その都度見直しましょう
↓ 私たちACP普及推進員は、県の養成研修を受講した医療、介護などの専門職です。地域で開催される『ふれあいサロン』などを通じて、ACPの普及啓発を行っています。
普及活動の中で、皆さんから「久しぶりに家族に連絡してみた」「残りの人生を考える中で、新しくやりたいことも見つかった」という反応をいただくこともあり、とてもうれしい気持ちになります。
ACPで大切なのは、話し合うことです。ぜひ若い人も、親に声をかけて一緒に話してみてください。まずは、ACPを知るだけでもいいと思います。「残りの人生をどう生きるか」というポジティブな気持ちで、ACPをしてみましょう。
東区地域保健対策協議会では、ACPをしておいて良かった事例、ACPをしていなかったために困った事例を全8ページの漫画にして分かりやすく紹介しています。市ホームページから、ご覧いただけます。