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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年10月15日号トップページトピックスフレイル対策で介護予防

フレイル対策で介護予防

 フレイルは早めに気付いて適切な対策を取れば改善できます。いつまでも健康で生き生きと暮らすため、フレイル対策に取り組みましょう。

フレイルとは

 年齢とともに、体や心の機能(働き)が低下し、要介護に陥る危険が高まっている「虚弱な状態」のことです。
 フレイルの大きな原因の一つは「筋肉の衰え」です。筋力を向上させるためには、定期的な運動はもちろん、筋肉を作るために必要な栄養を取ることが大切です。また、食べるためには「かむ」「飲み込む」といった口の機能の維持・向上が必要です。

感染対策をしながら

 「社会参加」もフレイル予防の重要な要素です。新型コロナウイルス感染症などの感染防止対策をした上での外出や、電話などを利用した交流の機会を持ちましょう。

栄養 食事は活力の源です。1日3食しっかり取りましょう

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主食・主菜・副菜をバランス良く食べる

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たんぱく質を含む食品を積極的に取る

いろいろな食品を取り入れる

 多様な食品を組み合わせることで、必要な栄養素をまんべんなく摂取することができます。

運動 筋量や筋力は、いくつになっても維持・回復できます

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 ウオーキングなどの有酸素運動だけでなく、適度な筋力トレーニングを継続して行いましょう。
 掃除や洗濯、料理などの家事を積極的に行ったり、広い歩幅で少し速めに歩いたりするなど、日常生活の中で意識して体を動かすこともフレイル予防につながります。

自分のペースで運動を習慣に
自宅で体操を行う
ウオーキングに取り組む
地域でも行われている「いきいき百歳体操」(下)に参加する

口腔 舌や口の周りの筋肉を鍛え、歯や入れ歯の治療を受けましょう

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 食べるために必要な「かむこと」を「餅つき」に例えると、上下の歯は「きねと臼」に当たります。そこに「餅をこねる人」がいなければ、餅はできません。「餅をこねる人」に当たるのは、舌や頬、口の周りの筋肉です。
 年齢と共に、舌や口の周りの筋肉の働きも低下してしまいます。「かみかみ百歳体操」(下)などの口腔体操を日課にして筋肉を鍛えましょう。
 また、「きねと臼」に当たる歯や入れ歯が正常でなければ、いくら筋肉を鍛えてもしっかりかむことはできません。かかりつけの歯科医院で歯周病や虫歯がないか、歯が抜けたままになっていないかなどをチェックし、歯や入れ歯の治療を受けましょう。
「いきいき百歳体操」は、YouTube(ユーチューブ)(期間限定)とケーブルテレビ(毎朝午前7時半〜8時)で、「かみかみ百歳体操」はYouTubeで配信しています。

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●短期集中通所口腔ケアサービスのご利用を
 「かむ」「飲み込む」といった歯と口の機能が年齢とともに低下した状態(オーラルフレイル)の恐れのある人を対象に、歯科医院で舌や口の周りの筋肉を鍛える体操や唾液の分泌を促進するマッサージなどの指導を行っています。

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◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2648、ファクス504-2136)

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