哀悼の意を表します
名誉市民 三宅一生(みやけ いっせい)氏 逝去
広島市名誉市民の三宅一生さんが、8月5日、逝去されました。84歳でした。
7歳の時に被爆された三宅さんは、美術大学を卒業後、パリやニューヨークでの修行を経て、昭和45年に三宅デザイン事務所を設立されました。
「一枚の布」という画期的な衣服の概念で世界に衝撃を与え、代表作の「プリーツ・プリーズ」は世界中から広く支持されています。数々の活動は国内外で高く評価され、服飾デザインを芸術の一分野として認識させたことなどにより平成10年に文化功労者に選ばれ、平成22年には文化勲章を受章されるなど、国内外において数多くの賞を受賞されました。
また、平成21年、ニューヨーク・タイムズ紙に「閃光の記憶」を寄稿され、自らの被爆体験を通して核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を願う「ヒロシマの心」を広く世界にアピールされるなど、その功績は誠に偉大であり、広島市民の誇りでした。
本市は、平成23年1月28日、三宅さんに広島市名誉市民の称号を贈呈しました。
◆問い合わせ先:秘書課(電話504-2037、ファクス246-4734)