アレルギーの正しい知識を身に付けよう
現在、国民の約2人に1人に何らかのアレルギー疾患があるといわれています。アレルギー疾患のある人もない人も、情報を見極め、正しい知識を身に付けましょう。
アレルギー疾患とは
●気管支ぜんそく、●アトピー性皮膚炎、●アレルギー性鼻炎、●アレルギー性結膜炎、●花粉症、●食物アレルギーなど、アレルゲン(症状を引き起こすそれぞれの成分)によって引き起こされる疾患です。
国では、平成26年にアレルギー疾患対策基本法を定め、取り組みを進めています。
症状とその影響
症状はさまざまで、不快であっても生活には支障がないものから、生命に関わるものまで、個人差があります。
また、アレルギー疾患の中には、症状の改善や悪化を不定期に繰り返すものもあります。周囲からの理解が得られずに悩んだり、通院や入院が長期にわたり、生活に影響を及ぼしたりすることもあります。
情報を見極めよう
アレルギー疾患は、適切な医療を受けることにより、症状のコントロールがおおむね可能となってきています。
しかし、インターネットなどでは、予防法や症状の軽減などに関する膨大な情報があふれており、適切ではない情報を選択したために、症状がひどくなってしまうこともあります。
適切な情報を得るために「アレルギーポータルサイト」(下)をご活用ください。
アレルギーポータルサイト
アレルギーに関する適切な情報をお届けするWeb(ウェブ)サイト。厚生労働省の補助事業として、日本アレルギー学会が運営しています。基本的なことから、医療機関情報や災害時の対応まで。よくある質問では不安や疑問点などへの回答を掲載しています。

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発症のメカニズム(花粉症の場合。イメージ図)
原因
アレルゲンである花粉が体に入ってくる
抗体
異物である花粉に対して、免疫機能である抗体(lgE抗体)が作られ、細胞と結合する
発症
再び花粉が入ってくると、細胞に付いたlgE抗体に花粉が結び付き、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質を放出。アレルギー症状が起こる
長引く咳症状に注意 適切な治療を!
花粉症やぜんそくなど、アレルギー疾患には、咳症状が起こるものがあります。
咳症状がある病気の中には、結核やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など他の重大な疾患もあります。
いつもの咳だからと油断することなく、症状があるときには、医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
●毎年、2月20日はアレルギーの日、2月17日〜23日はアレルギー週間です
◆問い合わせ先:健康推進課(電話504-2290、ファクス504-2258)