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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和3年6月1日号トップページトピックスカンピロバクター食中毒に注意

ポイントは「加熱」と「生肉からの汚染防止」
カンピロバクター食中毒に注意

 湿度・気温が高くなるこの時期、細菌性の食中毒が起こりやすくなります。カンピロバクターによる食中毒は、全国的に件数が多く、特に注意が必要です。

「新鮮だから安全」ではありません

 カンピロバクターは、市保健所の調査で、市販鶏肉の81%から検出されています。
 市内では、毎年カンピロバクター食中毒が発生しており、半生の鶏肉(鶏のタタキ、鶏の炙(あぶ)り刺し)や加熱不十分な鶏肉を食べたことが主な原因となっています。
 カンピロバクターに感染すると、2〜7日後に下痢、発熱、腹痛などの症状があらわれ、通常、治るまでに1週間程度かかります。まれに重症化することもあり、子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、特に注意が必要です。家庭での予防のポイントを知り、食中毒を防ぎましょう。
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予防のポイント

1.肉を生や生焼けで食べない
●肉は中心部の色が変わるまでしっかり加熱(中心部を75℃以上で1分以上)
●ミンチ、たれ付き肉、ホルモンは、肉の内部にも菌がいることがあるので特に注意
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2.生肉から他の食品への汚染を防止する
●生肉を取り扱った手や調理器具(包丁、まな板など)はしっかり洗浄・消毒(肉を切った後のまな板で野菜などを切らない)
●肉汁をサラダなど生で食べるものや調理済みの食品に付けない
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◆問い合わせ先:食品保健課(電話241-7434、ファクス241-2567)

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