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第12回緑のカーテンコンクール受賞一覧(団体の部マスターコース)

ページ番号:0000195594 更新日:2020年12月4日更新 印刷ページ表示

第12回緑のカーテンコンクール受賞一覧(団体の部マスターコース)

令和2年度に実施した「第12回緑のカーテンコンクール」の受賞作品(団体部門マスターコース)をご紹介します。
 皆さんの緑のカーテンづくりに、ぜひ参考にしてみてください。

最優秀賞

美鈴が丘西集会所管理委員会 様

<緑のカーテンデータ>カーテン育成歴8年

美鈴が丘西集会所管理委員会様写真1    美鈴が丘西集会所管理委員会写真2

  • 育てた植物:日本アサガオ104株、サルビア80株、ポーチュラカ40株
  • 場所:美鈴が丘西集会所建物の周囲、東と南側空き地、東向き、南向き
  • 大きさ: 幅約22.4m 高さ約2.7m
  • 主に育成に関わった人数:50人

<緑のカーテンの設置効果>

  • 【8月5日AM11時00分】グリーンカーテン内側温度29.7℃、外側温度42.1℃、当日の広島市中区最高温度33.5℃(グリーンカーテンの内外温度差12.4℃) 
    ※集会所室内はグリーンカーテン有無で推定2~5℃の室温効果があると思われます。
    ※グリーンカーテン内は葉のシャワー効果や自然のそよ風、木陰効果で利用者から涼しさや緑の癒し効果などの声が多く寄せられています。
  • 8年継続(5年以降町内会役員からボランティア中心移行)集会所利用者や美鈴が丘西第1公園利用者などグリーンカーテン作業や水遣り当番を通しボランティアの喜び・笑顔を教授。

<工夫した点>

  • グリーンカーテン東側今年は1.4m拡張⇒キッチンで夕方利用の児童から好評。
  • 今年はプランターの土を約25%新しい土(培養土、赤玉土)に水の透過性を高め梅雨時の根腐れ防止や育成力アップを図った。
  • 1プランター当りの株数を3株から4株に増やす⇒南側のプランターお昼からの西日が強く本葉が育つ迄毎年間引きを数回となくやり直し苦労が多かった。
  • 新型コロナ対策としてマスク着用、ソーシャルディスタンス、作業後飲み物提供をやめる又作業を見直し全体行動の時間を短縮した。(できることは事前にやる)

<感想等>

  • 広島市(資材支援)、集会所(資金支援)、地域ボランティア(活動)三位一体が要です
  • 土づくり、種植、間引、移植、摘心、ツル整理、追肥、水遣り、夏の花とのバランス、掃除気を抜かず丁寧に各団体が連携し納得のカーテンが出来上がりました。
  • 年末各団体代表で意見交換、次回のエコライフ&コミュニティー改善策討議する。
  • 花と緑の広島づくりネットワークの依頼でアサガオの種を昨年末提供しました。

◆審査員コメント◆

  • コロナ禍の中で、感染防止のため作業時間の短縮等工夫している。
  • 規模が大きく、温度差が最大12℃と省エネに繋げている。

優秀賞

NTTコムウェア株式会社 西日本支店 様

<緑のカーテンデータ>カーテン育成歴11年

NTTコムウェア様写真  NTTコムウェア様写真2 

  • 育てた植物:宿根性朝顔(ケープタウンブルー)75株、日本朝顔(大輪咲混合)10株、西洋朝顔(スカーレットオハラ)17株、おかわかめ15株、はやとうり5株
  • 場所:会社ビル2階、ベランダ、西向き
  • 大きさ: 幅約13m 高さ約7m
  • 主に育成に関わった人数:20人

<緑のカーテンの設置効果>

  • 「緑のカーテン」の奥のある部屋は現在使っておりませんので「室内温度の低下」や「冷房使用頻度の減少」効果について検証はできません。しかし緑化が及ぼす建物への顕熱緩和(遮熱)と蒸散量(気化熱効果)を測定で確認しました。
    これまで測定した数値を参考にしていただける場がないか模索してきました。
    例えばもっと蒸散量の多い植物への品種改良や、もっと断熱効果のある建築部材開発への参考にとか。そんな折広島大学(学術・社会連携室)様主催のSDGs研修会への参加をご縁とばかりに、お忙しい中野先生に無理をお願いしたところ、快く調べてくださり、日本ヒートアイランド学会を紹介くださいました。また数年ぶりに社内SNSへ活動を掲載し、緑化模様をみてもらえるようにしました。

<工夫した点>

  • 食害虫がつきにくく、わき芽ができやすく、花芽が多く、揚水量も多く、越冬できる宿根性朝顔を中心に、日本朝顔、西洋朝顔、おかわかめ、はやとうりを植えました。プランターの下にレンガを置いて放熱スペースをとりました。〈例年どおりの時期に間に合わせる:今年は大人数で集中して作業ができない〉
  • プランター数は減らさず、特に宿根性朝顔の苗を75本にして(33本の減)、植え替えにかかる作業量を減らすとともに植え替えは2週間早く着手し、例年どおりの4月8日に完了しました。苗を減らした分、緑化密度を維持するために、5月に液肥を4回、6月からは粒肥(遅効性)を2週間毎に施肥して蔓を伸ばし、摘芯を6月に6回行いました。潅水は花や緑を愛でる機会として人的作業を重視していましたが、今回を契機に考え方を転換し、これまで朝夕2回行っていた人的潅水を一日1回に減らして自動潅水(タイマー)をメインとしました。 

<感想等>

  • 今年も1月に体制を組んでスタートしたのですが、「新型コロナウイルス対策」もあって参加人数は例年より半減し、試策、活動内容、活動方法も大きく見直しここまでたどり着きました。にもかかわらず、大きく成長してくださったこと大いに感謝しています。これから蔓はまだ成長しますし、花はまだまだ咲き続けてくれますので潅水を継続し、できた朝顔の種や苗を希望する社員に配布します。

◆審査員コメント◆

  • 規模が大きいだけでなく、温度や蒸散量を測定し、綿密に分析している。
  • 緑のカーテンの客観的な効果を情報公開している。

優良賞

広島市西区スポーツセンター 様

<緑のカーテンデータ>カーテン育成歴7年

西区スポーツセンター様写真1   西区スポーツセンター様写真2 

  • 育てた植物:日本あさがお24株、タイワンアサガオ10株、琉球アサガオ10株、ゴーヤ・きゅうり5株
  • 場所:スポーツセンター事務室外、屋外窓、西向き
  • 大きさ: 幅約10m 高さ約4m
  • 主に育成に関わった人数:10人

<緑のカーテンの設置効果>

  • 西日を遮りつつ、少し陽の光も取り込んだ事で風により葉の揺れが事務室内にも感じられ、涼感を出すことができた。
  • 昨年のカーテンから、朝顔の種を小袋に詰め窓口で配布したところ、自宅で咲いた花の様子を見せていただいたり、話題にあがりコミュニケーションの一助となった。

<工夫した点>

  • 【工夫した点】カメムシが毎年大量発生するため、ゴウヤを植え朝顔に巻付くようつるを延ばした。配色も考え緑と白の実がなり、朝顔の色と異なるようにした。
  • 【苦労した点】雨水タンクから水やりをするため、晴天続きだとなくなり補水に苦慮した。
  • 【失敗した点】地植え部分と比べ、プランターで植えたものは土不足からゴウヤの実が小さかった。ヒマワリの種を、正面玄関横に植えたが土や肥料不足で数本しか育たなかった。

<感想等>

  • 暑さと予算の少ない中での手入れは大変だったが、昨年の花から集めた種を来館者におすそ分けで配り、それを自宅で植えてくださった方が多くおられた。葉っぱばかりで花が咲かないとか、白い花が咲いたなどいろいろな声が聞けたことは良かった。施設周りの土壌づくりが課題。
  • 昨年の反省を踏まえ、収穫した種に加え新しい種を購入して、実のなる植物を育てたが土壌が良くないため、小さなものが多かった。土壌改良し実ものの再挑戦と、正面玄関横のヒマワリを整列させたい。

◆審査員コメント◆

  • 規模も大きく、アサガオの花もよく咲いている。
  • 地域のコミュニケーションにも一役買っており、今後の継続に期待する。

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