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※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
2004年第47週(11月15日~21日)に初めて1人の報告があった後、2005年第2週(1月10日~16日)まで1週当たり10人以下と例年と比較して少ない報告数で推移していましたが、第3週(1月17日~23日)に43人が報告され、流行開始の基準とされている定点当たり1人を超えました。
その後、大きく増加を続け、第6週(2月6日~13日)に注意報レベルの定点当たり10人を、第7週(2月14日~20日)に警報レベルの定点当たり30人を超え、第8週(2月21日~27日)もさらに増加して、1週間の報告数としては1998年第6週(定点当たり67.8人)以来の多い報告数となり、第9週(2月28日~3月6日)もほぼ同じ報告数でした。
第10週(3月7日~13日)以降は減少していましたが、第16週(4月18日~24日)、第17週(4月25日~5月1日)と再び増加しました。第18週(5月2日~9日)以降は減少し、第22週(5月30日~6月5日)に定点当たり1人以下となり、終息に向かいました。
【グラフ】
【表】
シーズン全体では、5~6歳を中心とした幼児から小学校低学年の年齢層の報告数が多くなりました。
【グラフ】
1月25日(第4週)に今シーズン初めて2件の報告があった後は第6週(2月7日~13日)に1件報告されたのみでしたが、第8週(2月21日~27日)に10件、第9週(2月28日~3月6日)に7件と急増しました。その後は第11週(3月14日~20日)に1件の報告があった後、しばらく報告がありませんでしたが、第20週(5月16日~22日)に1件報告があり、今シーズンの累計は22件となりました。
【表】
インフルエンザウイルスが21人の患者から検出されました。内訳はA香港(H3)型が6人、B型が15人で、B型が主流でしたが、例年と異なりシーズンの後半になってA香港型が検出されました。
【グラフ】