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ページ番号:0000373163更新日:2024年4月24日更新印刷ページ表示

請願第20号

G7広島サミット記念コーナー(仮称)を設置しないことについて

(要旨)

 昨年10月13日にG7サミット事務局から報道資料として提示された文書の中には、「歴史的なサミットを市民や県民の『誇り』とし、未来につなげていくために…」、「広島サミットは、サミットの主要テーマと開催地が持つメッセージが一致した過去に例を見ない歴史的サミットとなり、特に各国首脳等が被爆の実相に触れた平和記念公園は広島サミットを象徴する場所であること」としている。広島サミットの成果については様々な意見がある。取り分け、「広島ビジョン」では、核抑止論を肯定する宣言を被爆地ヒロシマから発したことには、被爆者始め市民から、そして全国からも批判と怒りが渦巻いている。にもかかわらず、一方的に「誇り」、「歴史的サミット」と評価することに大きな違和感を覚えるものである。また、常設記念コーナー設置を認めることは、被爆地ヒロシマが「核抑止を正当化」した宣言を認めることにつながる。
 G7サミット事務局は「常設記念コーナーには『広島ビジョン』にかかわる展示はしない」とし、G7首脳が使った円卓や椅子、芳名録(レプリカ)、植樹用スコップ、首脳への贈答品等を予定しているとしている。これらのものの展示を多額の予算を付けてする必要があるのか極めて疑問である。どうしてもというのなら、現施設を活用することで十分ではないかと考える。
 設置予定地の資料館東館を出た場所は被爆樹木アオギリがあり、峠三吉詩碑もある。多くの修学旅行生が被爆アオギリと峠三吉詩碑を見学する。その場所に常設記念コーナーが造られると、今でさえ混み合っているのに、見学のスペースが狭くなり、更に混み合い危険である。
 また、建設予定の場所は資料館から出た人たちが石段に座って一休みする場所になっている。一帯は修学旅行生や校外学習の児童・生徒が弁当を食べる場所であり、集合する場所でもある。常設の記念コーナーができると集合、休憩、昼食の場所が狭くなり、また、視界が遮られるため、引率する教職員がトイレに行ったり休憩したりしている児童・生徒を把握しにくくなる。さらに、建設予定地付近には既にトイレ、被爆遺構展示館があり、そこに常設の記念コーナーが加われば狭い敷地内に三つの建物が並ぶ。さらに、峠三吉詩碑では碑前祭が行われ、県内外から多くの方が参列されている。被爆遺構展示館が造られて以降、狭いスペースで碑前祭を行わざるを得なく、常設記念コーナーができるとますます行いにくくなる。このように公園機能・安全面でも問題がある。
 以上のことからG7広島サミット記念コーナー(仮称)を設置しないことを請願する。

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