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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年9月15日号トップページトピックス若年性認知症を知っていますか

若年性認知症を知っていますか

 認知症は、高齢者だけではなく、若い世代でも発症することがあります。「認知症かも?」と思ったときには、認知症専門の医師がいる医療機関を早めに受診しましょう。

診断までに時間がかかるケースも

 65歳未満で発症した認知症を「若年性認知症」といいます。
 物忘れが出たり、仕事や生活に支障を来したりするようになっても、年齢の若さから、多くの人が認知症によるものだと思い至りません。
 また、病院で診察を受けても、うつ病などの精神疾患や更年期障害などと間違われることもあり、診断までに時間がかかってしまうケースが多く見られます。


早期発見・早期対応が重要

 認知症は、早期診断することで、早期治療やリハビリ、生活習慣の改善を行い、進行を遅らせることが期待できます。また、診断により、本人や家族が今後の生活を考えるきっかけとなります。

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 市では、若年性認知症に関するリーフレットを作成しています。区地域支えあい課で配布しているほか、市ホームページでダウンロードできます。

市ホームページはこちら
コード

このようなサインはありませんか?

職場で
□作業に手間取ったりミスが目立ったりするようになる
□職場の仲間や取引先の相手の名前が思い出せなくなる
□伝言したことがうまく伝わらない
□約束を忘れてしまう

日常生活で
□車の運転が適切にできなくなる
□知っているはずの場所で道に迷う
□身だしなみに無頓着になる
□家電製品の使い方が分からなくなる


主な相談窓口

■ 認知症地域支援推進員

 認知症の人が必要なサービスを受けられるよう、医療機関や介護サービス、地域の支援機関などをつなぐコーディネーターとして区に1人ずつ配置しています。
 本人や家族などからの相談に応じ、認知症になっても、本人や家族が望む生活を送ることができるよう、その人の状態に合わせた支援を行います。心配事があれば、まずはご相談ください。

配置先の地域包括
支援センター
問い合わせ先
江波 電話296-4833
ファクス533-7100
福木・温品 電話280-2330
ファクス562-2333
大州 電話581-6025
ファクス581-6026
西 観音 電話292-3582
ファクス292-3172
安佐南 安佐・安佐南 電話879-1876
ファクス879-7764
安佐北 亀山 電話819-0771
ファクス814-0501
安芸 瀬野川東 電話820-3711
ファクス554-5021
佐伯 五日市 電話924-0053
ファクス921-2865
■ 認知症疾患医療センター

 市内3カ所にある同センターで、相談や診断、治療を行っています。(「北部認知症疾患医療センターを開設」記事参照)


report(リポート)ささいなことでも相談に乗ってもらえる

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 認知症地域支援推進員(写真左)と話すのは、6年前、当時52歳の妹が若年性認知症と診断されたHさん(写真右)。
 「診断から数日後に推進員さんと話して、『これからどうしよう』という不安が『なんとかやっていけそう』と前向きな気持ちに。妹を支えてくれる皆さんと情報共有するなど、必要に応じて対応してもらえるので、ささいなことでも安心して相談できます」と話します。


9月は「世界アルツハイマー月間」です

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 6月に成立した「認知症基本法」では、9月を認知症月間、9月21日を認知症の日と定めています。21日木曜日は日没から午後10時まで、広島城をオレンジ色にライトアップします。


◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2648、ファクス504-2136)

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