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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年6月1日号トップページトピックスカンピロバクター食中毒に注意

カンピロバクター食中毒に注意

 湿度・気温が高くなるこの時期、細菌性の食中毒が起こりやすくなります。加熱や洗浄、消毒など予防対策が必要です。

市販の鶏肉の約8割から検出

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 カンピロバクタ―は、主に、鶏、豚、牛などの腸管内にいる細菌です。食肉に加工する際に細菌が付くため、食肉には高い確率でカンピロバクターが付いています。市保健所の調査では、市販の鶏肉の約8割から、この細菌が検出されています。

まれに重症化することも

 カンピロバクターに感染すると、2〜7日後に下痢、発熱、腹痛などを発症し、治るのに1週間程度かかります。子どもや高齢者などは重症化することもあります。

予防のポイント

■肉を生や生焼けで食べない

●新鮮な肉にもカンピロバクターが付いています。「新鮮だから安全」、「表面を加熱すれば大丈夫」ではありません
●カンピロバクターは75℃以上で1分以上加熱すると死滅します。肉は中心部の色が変わるまでしっかり加熱しましょう
※ホルモンやミンチ肉は内部に細菌がいることがあるので、特に注意

■生肉から他の食品への汚染防止

●調理器具は、生肉用と他の食品用で使い分けましょう
※生野菜や調理済み食品に肉汁を付けないよう注意
●生肉を扱った手や調理器具はしっかり洗浄・消毒しましょう
●焼肉やバーベキューでは専用のトングを使用し、食べる箸で生肉に触れないようにしましょう


◆問い合わせ先:食品保健課(電話241-7434、ファクス241-2567)

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