食べる力に合わせて調理を工夫し いつまでもおいしく食べましょう
むせる、口が渇くなどの症状があれば歯科医へご相談ください
飲み込みに不安があれば 耳鼻咽喉科で検査を受けましょう
飲み込みの力が落ちてもリハビリで改善していきましょう
加齢のせいだとそのままにせず早めに受診しましょう
不安なことがあったらいつでもセンターへご相談ください
摂食嚥下障害とは、食事や飲み込みに問題が起きる症状のことです。「飲み込みが悪くなる」→「食事の量が減る」→「筋肉が衰える」→「舌やのどの動きが悪くなる」→「飲み込みが悪くなる」という悪循環が始まると自然に止まることはなく、何もしないで放っておくと誤嚥性肺炎(※)や窒息につながることがあります。また、症状ががんによって起きている場合もあるため、予防や早期発見が大変重要になります。
※誤嚥とは、食事中に食べ物や飲み物が気管に入ることです。その結果発症する肺炎のことを誤嚥性肺炎といいます
市は、医師やケアマネジャーなど医療や介護の関係者で構成する「摂食嚥下・口腔ケア対応力の向上に向けた多職種連携の体制づくりの検討」専門委員会(上写真の6人も所属)と一緒に、摂食嚥下障害の予防方法などをまとめたパンフレットを作りました。パンフレット「知っておきたい 口から食べることの大切さ」(概要版と詳細版)を各区地域支えあい課や市内41カ所の地域包括支援センターで配布しています。市ホームページからダウンロードもできます。
まずは、自身の状態を知ることから始めましょう。
自分の口でおいしく食べ、はつらつと生活してもらうために、多くの専門職が集まり、4年もの年月をかけ、パンフレットを作りました。
家族や周りの人と共にご覧いただき、予防や改善に役立ててください。私たちが皆さんを守ります。
次の項目に一つでも当てはまるものがあれば、かかりつけ医や耳鼻咽喉科、歯科の専門医にご相談を。
□ 最近、やせてきた
□ 食事中にむせることがある
□ 薬がのどに引っかかる
□ のどに食べ物が残る感じがする
□ 食べるのが遅くなった
□ 硬いものが食べにくくなった
□ 口の中に食べ物が残る
□ 口が渇く
□ がらがら声やかすれ声が出る
□ 歩くのが遅くなった
(ペットボトルのふたを開けるのが難しいなどの筋力の低下も含む)