晴れ舞台へ 一丸！
障害者と広島交響楽団とが一つの音楽を作り上げる、マーガレットコンサート。来年2月に行う本番に向け、練習に励む皆さんを紹介します。
障害者施設などからの参加者169人と広響が行った令和元年の同コンサート。
広響の演奏に合わせて歌、手話歌、ダンス、和太鼓を披露した
3年ぶりにみんなで
平成16（2004）年にスタートした同コンサート。合唱や太鼓演奏などを行う障害者の皆さんと広島交響楽団（以下広響）とのジョイントコンサートです。
昨年、一昨年度は参加者それぞれが収録した映像を組み合わせ、動画にして公開しました。18回目を迎える今年度は、3年ぶりにみんなが集結して開催し、その様子をYouTube（ユーチューブ）で公開します（3月末に配信開始）。現在、出演を希望した9団体約60人の皆さんが稽古に励んでいます。
演奏の喜びを全身で表現
太鼓演奏で参加する瀬越悠（せごし はると）さん（17）は「腹に響く太鼓の音が大好き。みんなで息を合わせ力を込めてバチを振ります」と全身でリズムを取ります。沖富美子（おき とみこ）さん（80）は合唱で参加。「広響のいろんな楽器の音色にのせて歌う。それが今からとても楽しみ」と本番の舞台を思い描きます。
広響のコンサートマスター・蔵川瑠美（くらかわ るみ）さん（上写真）は「皆さんの歌声、和太鼓に感動しながらの共演。今年もとても楽しみです」と期待しています。
今回のコンサートに向け太鼓演奏曲「『祭』祝いの音楽世界紀行」の練習
合唱曲「さんぽ」「COSMOS（コスモス）」「ひろしま平和の歌」の練習
昨年収録した動画「ダンス！ダンス！ダンス！-踊りの音楽紀行」の一場面。「今年もがんばるぞ」と和太鼓チーム「天手鼓舞（てんてこまい）」の難波直美（なんば なおみ）さん（左）と宮部千恵子（みやべ ちえこ）さん
昨年収録した動画を公開中です。ぜひ、ご覧ください。
市ホームページはこちら
12月3日〜9日は障害者週間です
障害の有無にかかわらずみんなで支え合う共生社会は、一人一人のちょっとした配慮や工夫から始まります。この機会に、障害について知り、身近なこととして考えてみませんか。■ 冬のおひさまマルシェ（2022セルプフェア）
昨年のセルプフェア
県内の障害者福祉施設による手作りの自主製品（食品、木工品、日用雑貨など）の展示と販売会です。
◆日時：12月3日土曜日〜9日金曜日の午前10時〜午後6時（最終日は午後5時まで）
◆会場：紙屋町ベース（紙屋町シャレオ西通り）
◆問い合わせ先：市就労支援センター（電話537-1331、ファクス537-1332）
■ 心身障害者福祉センター文化祭
昨年の作品展示
「広がれ 元気！」をテーマに、同センターで活動するグループの作品展示や販売、ステージ発表などを行います（会場内での食事不可）。
◆日時：12月4日日曜日午前10時〜午後4時
◆会場：同センター（東区光町二丁目1-5） 広島駅新幹線口から、車いす対応の無料送迎バスあり
◆問い合わせ先：同センター（電話261-2333、ファクス261-7789）
この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】
◆問い合わせ先：障害福祉課（電話504-2147、ファクス504-2256）
