特集/私たちのまちヒロシマから「伝える」ことの意味
                市が実施している「伝える」取り組み
            被爆者証言ビデオ
             被爆体験の継承に活用することを目的に、被爆体験者の証言をビデオに収めています。昭和61年度から始めたこの取り組みは、今年で37年目。総本数は1,293本になりました。出演者は直接被爆者や入市被爆者で、在韓被爆者や、聴覚障害のある被爆者の手話による証言ビデオもあります。
            
            
 
            
             「自分が伝えなければ」という使命感で話す人や、これまで話したくても話す機会がなかった人、収録後に「胸のつかえが取れた」という人も。インタビュアーが丁寧に話を聞いて構成し、1人約20分程度の映像にまとめられています。完成したビデオは平和記念資料館のホームページで公開しています。
            
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 ここがポイント
            
            ここがポイント
            被爆当時の様子や心情、戦後の暮らしを語る姿から、「もう誰にもこんな体験をしてほしくない」という強い思いが伝わります。
            
            
◆被爆者証言ビデオの出演者募集
             被爆体験を後世に伝えるため、被爆者証言ビデオへの出演者を募集します。
            【対象】県内に在住で、広島での被爆体験(入市被爆を含む)があり、初めてこのビデオに出演する人
            【募集期間】随時
            【申し込み】所定の応募用紙を平和記念資料館学芸課へ。応募用紙は同館、同館ホームページで。郵送希望者は下記へ連絡を
            
            
◆問い合わせ先:平和記念資料館学芸課(電話241-4004、ファクス542-7941)
            
            
            被爆体験証言者・被爆体験伝承者・家族伝承者
             
            
             高齢化により被爆体験を直接語り継げる人が減少している中で、自らの被爆体験や平和への思いを伝える「被爆体験証言者」や、被爆者の体験や思いを本人に代わって伝える「被爆体験伝承者」を養成しています。令和4年4月時点で、証言者26人、伝承者169人が研修(右記)を修了。
             令和4年度からは新たに、被爆者の家族がその被爆体験などを伝承する「家族伝承者」の養成も始めました。
             
            
            
ここがポイント
            証言者、伝承者のどちらも「被爆体験を後世に伝えたい」という熱意を持って活動しています。講話を聞く人は、語り手の生の声や息遣いを感じながら、語られる話に引き込まれます。
            
            
ここがポイント
            伝承者の講話内容は、被爆者が原稿を確認したものに限っています。被爆体験などが正確に受け継がれるよう、被爆者本人が納得できるものにしています。
            
            
◆養成研修
             被爆体験証言者は約1年間、被爆体験伝承者・家族伝承者は約2年間かけて以下の研修を行います。
            【例】被爆体験伝承者の場合
            ・被爆の実相の学習や話法技術の習得などの講義、被爆体験講話の聴講、被爆体験証言者との交流会
            ・どなたの被爆体験を伝承するか、意向調査の結果を踏まえマッチング
            ・証言者ごとのグループに分かれ、被爆体験などを伝授するミーティング(月に1〜2回程度)
            ・講話原稿の作成、講話実習
            
            
◆研修修了後
             平和文化センターから委嘱を受け、平和記念資料館などで講話を行います。対象は修学旅行生や海外からの訪問者などです。
            
            同事業は、例年5月頃に募集しています。詳しくは
ホームページへ
            
 ◆問い合わせ先:平和推進課(電話242-7831、ファクス242-7452)
            ◆問い合わせ先:平和推進課(電話242-7831、ファクス242-7452)
            
            
            中学生による「伝える HIROSHIMA プロジェクト」
             市内の中学校2・3年生の中から選ばれたメッセージ発信者(メッセンジャー)が、8月5日、6日に広島を訪れる各国駐日大使や海外の人々に、英語で平和メッセージを伝えています。
            
            
ここがポイント
            メッセンジャーは、発信当日に向けて事前研修(全4回)を行い、平和への意識を高めます。また、研修を通じて英語による平和メッセージの完成度を高めていきます。
            
            
◆平和メッセージの内容
            ・平和のために自分ができること
            ・平和への願いや希望
            ・平和の実現を世界の人々に広く呼び掛けるもの
            
            
◆事前研修
            ・被爆体験伝承講話
            ・グループ演習
            ・平和記念資料館の見学
            ・平和記念公園を訪れた人へのインタビュー
            ・留学生との交流
            ・メッセージ発信のリハーサル など
            
            
◆今年度のスケジュール
            ・8月5日金曜日:翌日の平和記念式典へ参列するために平和記念公園を訪れた駐日大使に、一人一人が思いを込めたメッセージを英語で伝えます
            ・8月6日土曜日:国際会議場で開催される「ひろしま子ども平和の集い」や、平和記念公園を訪れた国内外の人々へメッセージを発信します
            
            
 駐日大使にメッセージを伝えている様子(平成31年度)
            駐日大使にメッセージを伝えている様子(平成31年度)
            
             平和記念公園を訪れた海外の人々へ伝えている様子(平成29年度)
            平和記念公園を訪れた海外の人々へ伝えている様子(平成29年度)
            
            詳しくは
市ホームページへ
            
 ◆問い合わせ先:教育委員会指導第二課(電話504-2487、ファクス504-2142)
            ◆問い合わせ先:教育委員会指導第二課(電話504-2487、ファクス504-2142)