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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年6月15日号トップページトピックス人と動物にやさしいまちに

地域猫活動をご存じですか
人と動物にやさしいまちに

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 市は、人と動物が共生するまちを目指しています。被害や苦情が多数寄せられている野良猫について、その被害を軽減するための対策「地域猫活動」を紹介します。

「地域猫」とは
地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主がいない猫。適切に管理することで、これ以上数を増やさず、 一代限りの生を全うさせます。

※原則、動物愛護センターでは、動物の引き取りは行っていません


野良猫を減らしたい

 「野良猫のふん尿被害に迷惑している」「捨て猫がいて心を痛めている」「野良猫に餌をやる人がいる」など、猫が好きな人とそうでない人の間で起こるトラブルは、地域課題の一つです。それぞれの思いは異なりますが、共通するのは、「野良猫を減らしたい」という願いではないでしょうか。

地域猫活動って何?

 地域住民が、今いる野良猫と付き合いながら、数を適切に管理することで、野良猫問題を解決し、「住みよい地域」をつくるのが、地域猫活動です。
 市は、活動に取り組むグループに、猫の不妊去勢手術を無料で行うなど支援を行い、活動の普及に力を入れています。

地域猫活動の具体的な取り組み

【1】地域住民に説明し、理解を得る
趣旨を十分に説明し、理解を得てから活動を開始

【2】不妊去勢手術の実施
猫を捕獲し、所定の動物病院か、動物愛護センターへ連れて行く(*下記参照)。手術後、地域猫の証しとして、獣医師が耳にVカットを施した猫を引き取り、元の場所に戻す
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【3】ふん尿の始末をする
地域の合意を得た場所に、トイレを設置し、ふん尿の始末や清掃をする

【4】適正な餌やり
地域の合意を得た上で、餌の時間と場所を限定し、食べ残しはすぐに片付け、置き餌はしないようにする

地域猫活動Q&A

Q活動は誰がするの?
A地域で、野良猫を減らしたいという趣旨に賛同する人が集まり、活動します。活動する人たちへ、名札を配布しています
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Q活動を始め、市に支援を申請したい
A支援対象は、これまで町内会などの団体に限っていましたが、市内に在住か通勤の、同一世帯でない成人2人以上のグループも対象となりました。支援対象には要件があります。市ホームページで確認するか、動物愛護センターにお問い合わせください

Qそもそも野良猫に餌をやらなければいいのでは?
A餌をやる人がいなくなっても、野良猫が餓死することはなく、ごみをあさったり、他の地域と行き来したりします


*手術は無料。所定の動物病院で実施!

 これまで動物愛護センターでのみ実施してきた野良猫の不妊去勢手術を、6月15日水曜日以降の申請分から、原則、所定の動物病院で実施することになりました。
※14日火曜日以前の申請分はセンターで実施
※予算がなくなり次第、終了します

地域猫活動について詳しくは、市ホームページ
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この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】


◆問い合わせ先:市動物愛護センター(電話243-6058、ファクス243-6276)

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