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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年3月15日号トップページトピックスJR可部線電化延伸5周年 つながる人とまち

JR可部線電化延伸5周年 つながる人とまち

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可部線あき亀山駅に停車する列車「レッドウィング」

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JR可部線電化延伸開業記念入場券を求める行列

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太田川橋を渡る運転席後ろから

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河戸帆待川駅

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あき亀山駅

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あき亀山駅のモニュメント

 JR可部線の廃止区間の一部が電化路線となって延伸され(電化延伸)、5周年を迎えます。これまでの歩みを紹介します。


JR可部線のこれまでの歩み

1911(明治44)年7月
横川〜可部駅間が開通

1936(昭和11)年9月
私鉄から国鉄に移行して可部線と命名

1969(昭和44)年7月
横川〜三段峡駅間が開通

2003(平成15)年12月
可部〜三段峡駅間が廃止

2010(平成22)年2月
「JR可部線活性化連携計画」を市が策定

2011(平成23)年7月
「JR可部線利用促進同盟会」が発足

2017(平成29)年3月
可部駅から電化延伸され、河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅とあき亀山駅が新設

2018(平成30)年3月
電化延伸1周年記念で、第5回終着駅サミットを中四国初開催



全国で初めて

  2017年3月、JR可部線の廃止区間「可部〜三段峡」の一部が電化延伸されました。延伸された区間は、可部駅からあき亀山駅までの1.6km。JRの廃止区間の電化延伸は全国初です。その背景には、延伸を望む周辺住民の地道な運動や地域のまちづくり、関係機関の課題解決へ向けた努力などがあり、メディアなどで大きく取り上げられました。

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にぎわいが増進

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 周辺地区は、延伸後の5年間で、人口や店などが増え、にぎわいが増しています。利用者増加対策や可部のまちづくりを行う「JR可部線利用促進同盟会」などでは、沿線地域の特色を生かしたイベントの開催など、にぎわいづくりに取り組んできました。可部線を管理するJR横川管理駅長の中川勉(なかがわ つとむ)さんは「利用促進同盟会の取り組みに加え、『終着駅マルシェ』(上写真)のようなイベント、駅前広場やトイレの日々の清掃など、可部線は、地元の皆さんの活動に支えられてきました。可部線のさらなる利用促進には、地域の皆さんの協力が必要不可欠であると、5年の節目を迎えて改めて感じています」と話します。

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安佐市民病院の移転開院

 可部線は、混雑緩和のため春のダイヤ改正を行い、より使いやすくなりました。また、5月には、市立北部医療センター安佐市民病院があき亀山駅前に開院。さらなる利用客の増加が見込まれます。終着駅となるあき亀山、河戸帆待川など各駅の可部線沿線を中心に、今後も地域の魅力を発信し、活性化に取り組んでいきます。


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この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】

◆問い合わせ先:安佐北区地域起こし推進課(電話819-3904、ファクス815-3906)

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