「みんなのお店ひろしま」が大切にする3つの心構え

●入店・サービス拒否をしません
障害を理由として、正当な理由なく入店拒否やサービス提供の拒否、制限、条件を付けるなどの対応をしません

●合理的配慮の提供に努めます
障害のある人から何らかの配慮を求める要望などがあった場合には、負担になり過ぎない範囲で対応します

●心のバリアフリーを大切にします
障害のある人に対する無関心や誤解などをなくし、一人のお客さまとして受け入れ、快くおもてなしをします

report(リポート)　　誰にでも分かりやすい色とデザインに

　「みんなのお店ひろしま」のシンボルマーク（上）は、市立大学芸術学部デザイン工芸学科視覚造形の学生グループが制作しました。指導教授と担当学生などに話を聞きました。

　今年4月から始まった同学科有志によるシンボルマーク制作プロジェクト。3グループが参加し、4カ月の試行錯誤の末、下写真のグループのマークに決定しました。

右から納島教授、大学院生の國友さん、学科生の宮原さん、中村さん、福永さんと中村准教授

あらゆる人の視点に立ちたい


勉強会の様子

　選ばれたグループの皆さんは「障害者の方に会って、困っていることをお聞きすると、特定の色の見え方など、これまでデザインする時に考えたことのなかった視点に気付かされました」と話します。
　「広島の県花である『もみじ』を人のつながり・助け合いをイメージしたデザインにし、さらに笑顔の表情に。見えづらい人のために色も工夫しました。今後は、あらゆる人の視点に立ち、デザインだけでなく、日常生活でも困っている人の助けになりたいです」と皆さん。
　指導した納島正弘(のうじままさひろ)教授は「デザインは洗練されているだけでなく、人の心を打つもの、地域に合ったものでないといけません。このプロジェクトで成長した学生たちが頼もしいですね」と目を細めます。

12月3日金曜日〜9日木曜日は障害者週間
期間中のイベントを紹介します

心身障害者福祉センター文化祭

　「みんなに届け 笑顔のメダル」をテーマに、同センターで活動するグループの作品展示を行います。
◆日時：12月4日土曜日、5日日曜日の午前10時〜午後4時
◆会場：同センター（東区光町二丁目1-5）
※広島駅新幹線口から、車いす対応の無料送迎バスあり
◆問い合わせ先：同センター（電話261-2333、ファクス261-7789）

セルプフェア

　県内の障害者福祉施設による手作りの自主製品（食品、木工品、日用雑貨など）の展示と対面の販売会です。
◆日時：12月1日水曜日〜14日火曜日
●展示販売
午前10時〜午後6時（最終日は午後5時まで）
●対面販売
午前9時〜午後5時
◆会場：ひろしま夢ぷらざ（中区本通8-28）
◆問い合わせ先：市就労支援センター（電話537-1331、ファクス537-1332）