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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和3年2月1日号トップページトピックス「人生会議」してみませんか

最期まで自分らしく生きるために
「人生会議」してみませんか

 「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」とは、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、その希望や思いについて、家族や医療・介護の専門職など信頼できる人と繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。

周囲の信頼する人たちと話し合い、思いを共有

 誰でも、命に関わる大きな病気やケガなどにより、突然、自分の希望や思いを伝えることができなくなる可能性があります。自分の意思を伝えられなくなる場合に備えて、前もって、自分が希望する医療やケアについて、家族や医療・介護の専門職に伝えておくことはとても大事です。
 最期まで自分らしく生きるため、普段から周囲の信頼する人たちと、「人生会議」をしてみませんか。
 市は、医療・介護関係団体と連携し、「ACPの手引き」(広島県地域保健対策協議会作成のリーフレット)を活用して人生会議の普及に取り組んでいます。この手引きは、各区地域支えあい課で配布しているほか、市ホームページでも入手できます。

話し合いの進め方(例)

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interview(インタビュー)

これからの人生のこと、心を楽にして考えました

 金本(かねもと)和己(かずみ)さん(72歳)は、昨年10月から、家族、かかりつけ医と人生会議をしています。

 10年来のかかりつけ医である野島秀樹医師(野島内科医院(南区))から勧められて、人生会議のことを初めて知ったという金本さん。これからの医療や生活に関する希望、思いを見つめ直し、家族と話し合うきっかけとして、人生会議に取り組むことにしました。例えば、がんで末期を迎えた時、延命治療か緩和ケアか…。金本さんは「今日、明日、何が起こるか分かりませんから、自分の思いを明確にしておくことは大切なことだと思います。身構えてしまいそうですが、先生の『今の時点での気持ちが整理できれば良いです。今後変化しても構いません』との言葉に、心を楽にして考えることができました」と話します。
 野島医師は「人生会議は一度きりのものではなく、繰り返し話し合い、気持ちの変化にも寄り添っていくものです。治療やケアの方針についても、皆で希望を共有していきましょう」と優しく語りかけます。

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「ACPの手引き」を手にする
金本さん(左)と野島医師(右)


●人生会議の公開講座を動画配信します!


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自身の経験を通じて感じ思ったことを初めて語ります。

ミスター赤ヘル・山本浩二さんと広島テレビ放送アナウンサー・馬場のぶえさんの体験談を交えた「人生会議公開講座」をYou(ユー)Tube(チューブ)で期間限定配信!
◆期間:2月1日月曜日〜3月31日水曜日
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◆問い合わせ先:問い合わせ先:地域包括ケア推進課 (電話504-2648、ファクス504-2136)

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