しっかり加熱と生肉からの汚染防止で
防ごう、カンピロバクター食中毒
湿度・気温が高くなるこの時期、細菌性の食中毒が起こりやすくなります。カンピロバクターという細菌による食中毒は、全国的にも件数が多く、年間を通して発生するため、特に注意が必要です。
「新鮮だから安全」ではありません
カンピロバクターは、主に、鶏、豚、牛などの腸管内にいる菌です。食肉に加工する際、加工に用いる器具などを介して肉の表面に菌が付くため、食肉には高い確率でカンピロバクターが付いています。
市保健所の調査では、市販の鶏肉の約8割から、この菌が検出されています。
カンピロバクターに感染すると、1〜7日後に下痢、発熱、腹痛などの症状があらわれ、多くの場合、治るのに1週間程度かかります。まれに重症化することもあり、子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、特に注意が必要です。予防のポイントを知り、食中毒を防ぎましょう。
予防のポイント
1.肉を生や生焼けで食べない
●肉は中心部の色が変わるまでしっかり加熱(中心部を75℃以上で1分以上)
●ミンチ、たれ付き肉、ホルモンは、肉の内部にも菌がいることがあるので特に注意
生焼けダメ 
2.生肉から他の食品への汚染を防止する
●生肉を取り扱った手や調理器具(包丁、まな板など)はしっかり洗浄・消毒(肉を切った後のまな板で野菜などを切らない)
●肉汁をサラダなど生で食べるものや調理済みの食品に付けない
◆問い合わせ先:食品保健課(電話241-7434、ファクス241-2567)