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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年4月15日号トップページトピックス広島の子どもと共に40年

広島市こども文化科学館・こども図書館開館40周年
広島の子どもと共に40年

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 昭和55(1980)年開館の5-Days(ファイブ デイズ)こども文化科学館と5-Daysこども図書館が、5月1日に開館40周年を迎えます。両館の前身は、戦後に善意の寄付で建てられた児童図書館でした。その歴史などについて紹介します。

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児童図書館(昭和27年〜53年)

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建設中の様子(昭和54年10月)東南側から

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同(昭和55年1月)北西側から

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令和2年3月

前身は丹下健三(たんげけんぞう)氏設計の児童図書館

 こども文化科学館とこども図書館の前身は、昭和27(1952)年に建設された、丹下健三氏設計による児童図書館(メイン写真)です。当時、原爆によって市内の公共図書館は壊滅しており、建設に当たっては、アメリカに住む日系人らの善意の寄付などによる支援がありました。そうして完成した鉄筋コンクリートづくりのモダンな図書館は、子どもだけでなく、多くの大人に利用されたといいます。

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児童図書館の館内(昭和46年)

こども図書館が受け継いだ貴重な「ベル・コレクション」

 現在のこども図書館には、戦後アメリカで読まれた児童文学の古典や創作絵本の初版本など、約1,000冊の洋書コレクションが所蔵されています。「ベル・コレクション」と名付けられたこの貴重な資料は、昭和24(1949)年、ハワード・ベル博士(GHQの教育顧問)を通じて広島市へ寄贈されました。子どもたちに寄せる文化復興への願いが込められたこのコレクションは、児童図書館開館のきっかけのひとつとなり、その思いは現在のこども図書館へと受け継がれています。
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ベル・コレクションの一冊

日本初、子どものための博物館

 こども文化科学館は、子どもに科学や文化への興味を高めてもらうことを目的に、子ども向けの博物館としては日本で初めて建設されました。当時、直径20メートルの日本最大級だったプラネタリウムの一般公開には長い行列ができ、子どもたちや家族連れで大いににぎわいました。
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テープカットの様子(昭和55年)

 両館の開館情報とイベントの開催情報は、ホームページで確認するか、お問い合わせください(下記参照)。

広島市こども文化科学館ホームページ

二次元コードからも
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広島市こども図書館ホームページ

二次元コードからも
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◆問い合わせ先:5-Daysこども文化科学館(電話222-5346、ファクス502-2118)
◆問い合わせ先:5-Daysこども図書館(電話221-6755、ファクス222-7020)

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