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本日、日米両国が、本年開催される核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、NPTに関する共同声明を発出したことは、両国が核兵器の拡散防止及び全面的廃絶の達成のために意義ある成果を出すという強い決意を表すものであり、大変意義深いものと受け止めています。
また、この声明において、日米が共同で初めて、世界中の政治指導者及び若者等に対し、広島及び長崎への訪問を呼び掛けたことは、これまでも国内外から多くの人々、特に各国の政治指導者に広島を訪れていただけるよう、「迎える平和」を提唱してきている本市の取組への後押しになるものであり、心から歓迎します。
今後、世界中の多くの政治指導者が、被爆の実相に触れ、被爆者の体験や平和への思いを共有することで、核兵器は絶対悪であるとの思いを抱くことにより、核兵器廃絶に向けた意思を固め、核兵器のない世界の実現に向けた具体的な行動を起こすことを期待しています。
令和4年(2022年)1月21日
広島市長 松井 一實