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広島市は、核兵器の開発につながる核実験に反対するため、臨界前核実験を含むすべての核実験に対し、その実施国に抗議をしています。こうした抗議は昭和43年(1968年)9月9日のフランスの水爆実験に対し行ったのが始まりで、核実験に対する抗議回数はこれまで615回を数えます。核実験の禁止は、そのまま核軍縮へ直結するわけではありませんが、核兵器の新たな開発や高性能化を困難にするなどの効果をもち、核軍縮の出発点となります。
核実験は昭和20年(1945年)7月16日に米国が史上初の原爆実験を行って以来、これまで2,000回を超える核実験が行われています。
米国へは248回、ロシアへは188回、フランスへは118回、中国へは30回、イギリスへは19回、インドへは3回、パキスタンへは2回、北朝鮮へは7回抗議しています。