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オバマ米国大統領が広島訪問を決定したことに対する市長コメント(2016年5月10日)

ページ番号:0000010079 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

本日、オバマ米国大統領が、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の機会を捉え、広島を訪問することが決定したとの報に接した。

本市は、これまで、世界の政治指導者に、直接被爆の実相に触れ、被爆者の思いに接することで、核兵器廃絶に向けた揺るぎない決意を固め、リーダーシップを発揮していただくよう、広島訪問を呼び掛けてきた。とりわけ、核超大国である米国のオバマ大統領には、機会あるごとに広島訪問を要請してきた。この度の大統領の理性と良心に基づく英断を心から歓迎する。

大統領には、平和記念公園において被爆の実相に触れ、被爆者の体験や平和を願う「ヒロシマの心」を共有していただきたい。その上で、プラハでの「核兵器のない世界の実現」に向けた決意を一層強固なものとし、世界の政治指導者が共に歩みを進めるような具体的な道筋を示していただきたい。

この度の広島訪問が、他の核保有国を始めとする各国の政治指導者の被爆地訪問に繋がる契機となり、全ての人々が願う核兵器廃絶に向けた国際的な動きを前進させる歴史的な出発点となることを期待する。

平成28年(2016年)5月10日

広島市長 松井 一實