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ページ番号:0000276675更新日:2022年4月13日更新印刷ページ表示

米国による臨界前核実験に対する抗議文(2022年4月13日)

アメリカ合衆国
ジョー・バイデン大統領 閣下

駐日アメリカ合衆国大使館
ラーム・エマニュエル大使 閣下

抗 議 文

貴国が昨年6月と9月にネバダ州の核実験場で臨界前核実験を実施したとの報道に接した。被爆地ヒロシマを代表して、厳重に抗議する。

ロシアによるウクライナ侵攻により、軍事力による暴挙は軍事力によって抑え込むしかないとの考えが勢いを増す中で、貴国が核戦力の近代化を推進しようとする強い意志を持っていることを表明することになる臨界前核実験を行ったことは、被爆者をはじめ核兵器廃絶を求める多くの人々の願いに背く行為として、断じて許すことはできない。

貴国には、一発の原子爆弾がもたらした被爆の実相と被爆者の体験を深く理解し、平和を希求するヒロシマの心を受け止め、どんなに道は険しくとも、「核兵器のない世界」を目指すという目標を見失うことなく、理性に基づく努力がなされることを強く求める。

 

令和4年(2022年) 4月13日

広島市長 松井 一實

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