請願第9号

学校給食の完全無償化を求め、自校調理方式を守り発展させることについて

（要旨）​

　学校給食はどの子も同じ物を食べ、子どもたちの健やかな成長を保障する学校教育の一環として取り組まれ、またセーフティーネットの機能も果たしている。地域の子どもたちの健やかな成長を保障するためにも学校給食への公的補助を強めることが求められている。現在、学校給食の無償化は全国で広がっており、青森市など多くの自治体が無償化に踏み出している。広島市においても、憲法第26条「義務教育は無償とする」との立場から、今こそ学校給食の無償化を決断する時である。
　輸入小麦から残留農薬が検出されるなど、食の安全や環境問題への関心が高まる中、有機農産物を給食に取り入れる地域が増えている。学校給食に地場産食材を多用し、有機農産物を取り入れることは子どもたちのため、また地域農業の振興や環境保全にもつながる。
　広島市で長年提供されてきた、自校調理方式の学校給食は高い教育効果が市民から評価されている。
　よって、下記のとおり連署をもって請願する。

記

1　学校給食への公的補助を強め、広島市として完全無償化とすること。
2　学校給食に地元食材はもとより、有機農産物を使用し、子どもたちの健やかな成長を保障すること。
3　学校給食の自校調理方式を守り、発展させること。