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一般国道2号西広島バイパス都心部延伸事業の早期全線供用を求める決議案(平成30年6月28日)
決議案第16号
一般国道2号西広島バイパス都心部延伸事業の早期全線供用を求める決議案
一般国道2号西広島バイパスは、広島市と廿日市市を結び、沿線地域の開発と経済の発展に大きく寄与する重要な広域幹線道路である。
取り分け、西広島バイパス都心部延伸事業は、廿日市市・大竹市・岩国市などの西部方面から広島市の都心部へ向かう交通の渋滞緩和や沿道環境の改善、さらには広島市の中枢性向上に資する重要な事業である。
この事業については、広島市からの要請により、平成14年度から2年連続でその着手を見送る事態となり、本市議会が平成16年3月に「一般国道2号西広島バイパス都心部延伸の促進を求める決議」により、早期実現に向けて取り組むよう求めたが、広島市は国へ事業の中断を申し入れ、全体4.2kmのうち1.9kmが平成15年に供用開始されたものの、残りの2.3kmについては現在も未整備のままとなっている。
このため、未だに同バイパスの庚午出口等では県内屈指の渋滞が続いており、それに伴う沿道環境の悪化を放置するばかりでなく、都心の活性化や広島市と圏域の23市町が掲げる、圏域経済の活性化と圏域内人口200万人超の維持を目指す「200万人広島広域都市圏構想」の実現に重大な影響を与えていると言わざるを得ない。
こうした中、地元経済界においては、本事業が交通渋滞への対応にとどまらず、沿道環境の改善にも資するものであり、さらには物流の効率化や医療施設への円滑な緊急搬送にも寄与し、本市のみならず都市圏全体の活性化に必要不可欠であるとの認識から、昨年12月に「西広島バイパス都心部延伸事業促進協議会」を設立された。
また、広島市においても、本事業が地域全体の総意によって早期再開・早期完成に向け着実に前進するよう、本年1月には地元経済界と官民一丸となり国への要望活動を行うなど、積極的に早期再開の実現に取り組んでいる。
さらに、今月には、沿道地域の多くの社会福祉協議会や町内会から、同バイパス高架道路の全線開通を求める要望書が本市議会へ提出されたところであり、事業へ期待する住民の声は大いに高まっている。
よって、本市議会は、改めて沿道地域や地元経済界が強く望む西広島バイパス都心部延伸事業の早期全線供用の実現に向けて、引き続き全力で取り組まれるよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成30年6月28日
広島市議会
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