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ページ番号:0000007261更新日:2021年6月15日更新印刷ページ表示

原爆ドーム保存工事について

原爆ドームは、被爆後、被害を受けたたままに維持され、形態上の大きな変化はありませんでしたが、風雨等による劣化が進み、倒壊のおそれもあったことから、被爆後の状況をそのまま保存することを目的として昭和42年度(1967年度)に保存工事を行いました。その後も4度の保存工事を行っています。
 この工事の施工に際しては、第1回・第2回ともに工事費に充てるための募金運動が行われ、多額の寄附金が寄せられました。寄附金の余剰金は「原爆ドーム保存事業基金」に積み立てられ、第3回・第4回・第5回の保存工事に使用されたほか、保存調査の経費としても使われています。
 過去の工事の概要は以下のとおりです。

過去の保存工事の概要
工事 期間 基本方針 工事概要
第1回
保存工事
昭和42年4月~
昭和42年8月
小規模な崩落、落下が進んでいた当時の現状を可能な限り保存
  • 壁体亀裂部分等の接着工事
  • 地震や台風に対して危険な箇所の補強鉄骨工事
  • 壁体の立て起こし、大梁引き上げ、煉瓦の積み直し復旧
  • 当初鉄骨及び新設補強鉄骨の防錆塗装工事
  • 倉庫屋上防水および壁体天端モルタル塗り(防水工事)
第2回
保存工事
平成元年10月~
平成2年3月
コンクリート、煉瓦などの構成部材や第1回保存工事における補修材の劣化の抑制
  • コンクリートの劣化補修
  • 煉瓦目地の補修
  • 鉄骨部材の防錆塗装
  • 当初鉄骨腐食部材の取替
  • 浸透性吸水防止材の壁体全面塗布
第3回
保存工事
平成14年10月~
平成15年3月
主に雨水による劣化原因の軽減
  • 雨水対策
    (壁天端、窓台、ドーム下内壁、旧倉庫、地下室)
  • 補強鋼材の塗装
  • 旧倉庫天井スラブに対する保存措置
第4回
保存工事
平成27年11月~
平成28年7月
地震による損傷の低減

地震対策
(3箇所の壁に補強鉄骨を追加)

第5回
保存工事
令和2年6月~
令和3年4月

鋼材等の劣化の抑制
  • 鋼材の塗装
  • 煉瓦目地の補修
  • 方立の補修
  • 金物補強の補修

関連情報

このページに関するお問い合わせ先

都市整備局 緑化推進部 公園整備課
電話:082-504-2393/Fax:082-504-2391
メールアドレス:park@city.hiroshima.lg.jp

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